薬事法でカラーコンタクトを規制
厚生労働省薬事・食品衛生審議会の専門部会は「おしゃれ用カラーコンタクト」(カラーコンタクトは現在、雑貨品扱いだが、角膜炎や角膜びらんなどの障害が多数報告されている)を視力矯正のためのコンタクトレンズと同様に、薬事法上の「高度管理医療機器」に指定し、販売規制することを決め、来年4月にも施行をきめた。 (2008/08/25)

「親知らず」からiPS細胞
「親知らず」から万能細胞(iPS細胞)をつくることに、産業技術総合研究所の大串始・主幹研究員らのグループが成功しました。これによって、将来のiPS細胞バンクの構築などに役立ちそうとのことです。山中教授は皮膚の細胞を使っていましたが、産業技術総合研究所の大串始・主幹研究員らのグループは、「親知らず」から、歯や骨のもとになる間葉系細胞を取り出し、京都大の山中伸弥教授がiPS細胞づくりで使った3種類の遺伝子を導入したところ、iPS細胞ができたといいます。      (2008/08/25)

舛添厚生労働相が、出産・検診の支援拡大を表明
舛添要一厚生労働相は、少子化対策として無料の妊産婦検診を現在の5回から最大14回まで増やすほか、分娩時に費用を病院窓口で支払わないで済む仕組みを検討など出産費用への支援拡大を正式表明しました。必要な財政負担は840億円と見込んでおり、来年度実現を目指して財務省や総務省と折衝に入る。      (2008/08/25)

野菜、果物で食道がんの危険半減
厚生労働省研究班(担当研究者、山地太樹・国立がんセンター予防研究部研究員)の調査によると、野菜と果物を多く食べる男性は、あまり食べない男性に比べ、食道がんになる危険性がほぼ半減することがわかった。種類別では、キャベツや大根などのアブラナ科の野菜の摂取がよいとのこと。   (2008/08/25)
大野病院産婦人科医に無罪判決
福島県大熊町の県立大野病院で平成16年、帝王切開手術を受けた女性当時(29)が死亡した事件で、業務上過失致死と医師法(異状死の届け出義務)違反の罪に問われた産婦人科医、加藤克彦被告(40)の判決公判が、福島地裁で行われ、鈴木信行裁判長は、「医療現場でほとんどの医師が従う程度の一般性がなければ刑罰を科す基準とはならない。標準的な医療措置で過失はなかった」として無罪(求刑禁固1年、罰金10万円)を言い渡しました。  (2008/8/21)

医療費請求オンライン化で3600施設が廃院検討
ア2011年度からオンラインによる医療費請求が義務化されることについて、日本医師会に加入する医師が運営する診療所などのうち、9%に相当する約3600施設が「廃院を考えている」と回答したことが、日医の調査で分かりました。   (2008/8/21)

アルツハイマー予防にカレー?
武蔵野大は、米ソーク研究所との共同研究で、カレーのスパイスの一種のターメリック(ウコン)から作った化合物に記憶力を高める効果があることがわかった、と発表しました。武蔵野大薬学部の阿部和穂教授らは、インドでアルツハイマー病の患者が少ないことに着目。その秘密は食生活にあるとして、同国の代表的料理カレーに含まれる様々なスパイスの効果を調べたが、ターメリックに、加齢などによる脳の神経細胞の損傷を防ぐ働きがあることを確認し、米ソーク研究所がターメリックの成分(クルクミン)から作った新化合物「CNB―001」でターメリック由来の化合物を飲むと、飲まないラットに比べて、記憶力が高まっていることが観察しました。  (2008/8/21)

ランニングは老化を防ぐ
米スタンフォード大の研究チームが、ンニングの習慣に老化を遅らせる顕著な効果があることを報告しました。週4回程度走る男女538人と走る習慣がない健康な男女423人に対して21年間、調査を続けた所走る習慣のないグループは、走るグループに比べて死亡率が2倍近く高く、日常の行動能力が衰え始める時期が16年ほど早く訪れることが判明しました。年齢を重ねても健康的に過ごすためには、有酸素運動が最も適しているようです。  (2008/8/21)

大阪大学医学部付属病院が、究極の低侵襲手術法を臨床導入
大阪大学医学部付属病院は、口や肛門、膣など体の開口部から内視鏡を入れて体の表面の傷を少なくする「NOTES」(開口部からの経管的腹腔鏡手術)とよばれる新しい手術方法を実施し、患者の腫瘍の摘出に成功したと発表しました。平成16年にアメリカで報告されましたが、実施は国内初ということです。手術は、胃粘膜に腫瘍がある女性患者(55)の膣壁に約1センチ程度の穴を開けて内視鏡を体内に挿入、胃下部の約3センチの腫瘍を切除しました。傷が少ないとされる腹腔鏡手術でも最大で約4センチ程度の傷ができるとされるが、今回の術式では将来的に体表面の切開を行わずに、腹部の手術ができる可能性があるという。    (2008/8/18)

アラブ首長国連邦(UAE)の政府系ファンドが、神戸の医療特区に投資へ
アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国系のファンドが、神戸市の医療特区にできる最先端医療の病院に100億円規模の投資をする見通し。アブダビの国営投資機関、ムバダラ開発(エネルギーや不動産、航空機など、主に産業部門に投資)が、2010(平成22)年に神戸市に開業する「神戸国際フロンティアメディカルセンター」(移植医療や再生医療など次世代技術の開発の拠点)に投資する方向で調整しているとのこと。アブダビからセンターに医師を派遣して教育したり、アブダビの患者を遠隔治療したりする計画で、オイルマネーを活用し、日本の医療技術を習得するのが狙い。    (2008/8/18)

国の医師給与、人材確保のため11%増
人事院は、国の医療機関や刑務所に勤める医師の人材確保のため、09年度に平均11%引き上げるよう求め、1日の勤務時間についても民間と同水準の「7時間45分」に短縮することも勧告した。給与の引き上げ対象は、国立がんセンターなど8カ所の高度専門医療センターや13カ所のハンセン病療養所に勤める医師らで、2004年に独立行政法人「国立病院機構」の運営になった146病院の医師は含まない。国の医師の平均給与は1135万円(46.6歳)で民間病院より23%、国立病院機構より11%低かったため、これにより、国立病院機構と同水準の1261万円に引き上げるよう求めた。     (2008/8/18)

財団法人日本医療評価機構の7月11日新規・更新認定道内分は、愛心メモリアル病院(東区)旭川圭泉会病院(旭川)置戸赤十字病院(置戸町)がV5.0で更新取得いたしました。   (2008/8/13)

遠隔医療の対象拡大
厚生労働省はテレビ電話など通信機器を使った遠隔医療について、対象範囲を広げる方向で検討をはじめ、在宅の糖尿病患者・在宅ぜんそく患者などの限定(現在、対面診断が困難な場合や、慢性期疾患で症状が安定している在宅患者に限り、糖尿病、ぜんそく、高血圧、アトピー性皮膚炎、褥創(じょくそう)(床ずれ)などの症例を遠隔医療が可能との見解)から、花粉症や皮膚病の診察などで幅広く認められるように検討する。さらに、深刻化する過疎地の医師不足問題に対応して、地方の診療所と都市部の病院が遠隔医療で連携しやすい体制を整え、過疎地でも質の高い医療サービスを受けられるようにする。    (2008/08/13)

「医療崩壊」
従来のハコモノ信仰から考えがなかなか脱却できずに、新病院の構想が未だ模索している市立小樽病院では、呼吸器内科の専門医が一人が退職、それによってもう一人が向かいの北海道社会事業協会小樽病院に移籍するということで「崩壊」は、確実にすすんでいます。詳しくは、「小樽ジャーナル」でご覧になってください。  (2008/08/11)

夕張で意識変革により、救急車を呼ぶケースが大幅に減少
「救急車で来ると、待たなくていい」、「タクシーの代わりに使った」など、余りに安易かつ身勝手な理由で救急車を呼ぶケースが全国的に問題になっていますが、財政破たんした夕張市では、軽症者の利用が大幅に減少しています。消防本部によると、破たん前年の2006年は救急車が734件出動しましたが、4割は軽傷の患者だったということです。しかし、市立総合病院が診療所に縮小とともに、引き継いだ診療所の責任者となった村上智彦医師は、患者たちに「住民サービスの権利ばかりを主張すると公的医療の制度が壊れてしまう」と救急車の適正利用を呼びかけ、緊急性がないのに救急車で訪れた人を厳しく諭すなどの啓蒙を進めてきました。診療所と消防本部の連携もすすみ、効率的な動きができるようになっていきました。住民の方たちの意識の変革と同時に、健康に対する関心も上がり、積極的に運動などに取り組む姿勢が高まってきているようです。   (2008/08/11)
札幌市産婦人科医会が来月で救急医療当番体制辞退を
以前にお伝えしたように、札幌市に対して産婦人科の救急医療体制の改善(夜間急病センターに産婦人科を設置するよう要求していたが、市は財政難などを理由に難色)を申し入れている問題で、医会側は改めて夜間急病センターに産婦人科医の配置を求め、市の提案には賛同できないことを市産婦人科救急医療対策協議会で報告し、9月に医会が産婦人科の救急医療のうち入院が必要な患者を受け入れる「2次救急」の夜間輪番制から辞退することが確実視された。市は、10月以降の救急医療体制の対応を、119番があれば市の夜間急病センターを通してその都度受け入れ病院を探す、重症患者を受け入れる3次救急医療機関を4病院から7病院に増やすこと、センターに患者の相談も受ける看護師らを配置するなどの案を出しているが、不安を解消するのは難しいようです。なぜか、先頃問題となって対応にも疑問が出ていtる「白石区のバス路線廃止問題」と似たように感じてしまいます。   (2008/08/11)

地域貢献計画を条件に、医学部定員増
「骨太の方針08」で大学医学部の定員を早急に過去最大規模(8280人)に増員する方針が盛り込まれたことを受け、文部科学省は5日、国公私立大に対し、09年度の増員希望がある場合は地域医療に貢献する取り組みの計画を提出するよう求めるとともに、定員変更の申請期限を10月末(通常は6月末)まで延長することを伝えた。
09年度の入学定員を08年度(7793人)より487人増やすのが目標。増員に伴う人件費や設備費などの財政支援を09年度予算概算要求に盛り込む。対象は医学部のある国立大42校、公立大8校、私立大29校の計79校。「医師不足が深刻な地域や診療科の医療を担う医師の養成プログラム」など取り組みの計画を9月22日までに提出することが増員の条件。
    (2008/08/6)

75歳以上の入院基本料、報酬減額を凍結!
75歳以上の脳卒中や認知症患者の入院期間が90日を超えた場合、病院に支払う診療報酬を大幅減額する措置について、厚生労働省は、実施予定の10月を前に事実上凍結する方針を固めた。医師の裁量を大幅に認め、1)患者のさらなる回復が望めると医師が判断した(2)適切な受け皿が見つからない――といった時などには90日を超えてもそれ以前と同額を受け取れるようにする。一般患者向けベッドの1日あたりの診療報酬である「入院基本料」は1万5550円(看護師配置最大)だが、75歳以上の高齢者が90日を超えて入院する場合は9280円に減額される。08年度の診療報酬改定で、これまで対象外とされていた脳卒中の後遺症と認知症の患者も、新たに減額することになった。「急性期の治療を終えて容体が安定した患者は、費用の安い療養病床や介護保険の施設に移ることが適当」との理由から。       (2008/08/6)

新型インフルエンザ対策で、医師らに流行前ワクチンの接種
厚生労働省の研究班は、医師ら6400人を対象に大流行前ワクチンの接種を始めた。有効性や安全性を確かめる臨床研究の一環で、医師や検疫所職員らを対象に、スタートした。有効性と安全性が確認できれば、警察官や電力会社職員など1000万人に接種する方針とのことだが、「有効性や安全性を確かめる臨床研究の一環」としてなのに、問題が起きた時に1番で働かなくてはならない医師に接種して大丈夫なのですかね?   (2008/08/6)

療養病床の削減緩和
政府は医療制度改革関連法で、療養病床の削減を打ち出し、約35万床ある療養病床(回復期リハビリ病棟を除く)について、2012年度末に約18万床まで削減する方針だったが、療養病床を急激に削減すると受け皿となる施設が不足し「患者の行き場がなくなる」と与党や医療関係者から批判の声が強まっていたため、厚労省は、削減幅を4万床緩和して約22万床を残すことを決めた。当初、年間3000億円の社会保障給付費を削減できるとの見通しを示していたが、今回の計画見直しで削減額は1200億円に圧縮されるという。削減幅の見直しで、医療現場の不安は緩和されそうだが、削減方針は変わらず、受け皿整備が引き続き課題だ。  (2008/08/6)

夏に発症率が高いと言われている脳卒中にカルシウムが効果!
ヨーグルトや牛乳などのカルシウムを含む食品を多く食べる人ほど脳卒中になりにくいことが、厚生労働省研究班の研究で判明。夏に起きやすい病気には、幾つかありますが、その1つに脳卒中があります。しかし、カルシウムを多く取ることによって、血圧を安定させ、脳卒中を起きにくくさせる効果があるようです。健康のためにも、朝は1杯の牛乳からが良いようですね。  (2008/08/4)
「公立病院改革セミナー」
以前、下記の『公立病院改革セミナー』のお知らせをしましたが、関心の高さがうかがえる満員という盛況の中多くの提言を残し札幌コンベンションセンターで開催されました。基調講演では、「絵に描いた餅にならない改革プラン策定のために…聖域に踏み込む改善事例10」 を報告した長隆氏は、小樽市についても言及し、、「小樽のように、官民の病院が乱立して、ほとんど病床過剰地域で、市民病院の存在が必要かどうか。道は、市に指導力を発揮出来ていない。市の改革プラン作りは、噴飯ものだ。行政だけでやっており、医療関係者の意見を聞くだけの格好になっている。公立病院としての役割を果たせないところに、税金投入が許されるのか。自立で再生復活を図るべきだ。市立病院は、一度、破綻して出直すしかない。ここまで言われて再生出来るか。今回は、大胆な改革が求められており、口先だけの改革は無理だ。小樽市が、9月までに特例債の条件をクリアでき、7年間で返すキャッシュフローの手当てができるとは到底思えない。数字だけを書いてごまかせると思っているのではないか。具体的対策を立てずに、病院改革が出来なければ、小樽は、夕張と同じになる」 と痛烈な意見をのべました。会場には、小樽の職員や、来賓としての北海道・佐藤俊雄 副知事をはじめ、道の職員も来場していましたが、どのように受け止めたのでしょうか。小樽市の新病院への取り組みは、現在紆余曲折しており、非常に厳しい状況にあります。今後も、注意してお知らせしていきます。 (2008/08/4)
医療図書閲覧コーナー
医療図書閲覧コーナーの利用
利用する患者さま、ご家族の方が病気・療養に関する正しい知識を得られ、治療、療養を効果的に進めれるように患者図書室を設置し、医療に関する専門書、雑誌、ビデオ、インターネットなどを利用できる場所の設置が増えてきています。

釧路労災病院(釧路)が登録されました。   ・医師/環境 2図書閲覧/医学図書館   (2008/07/30)
札幌市が来月から未就学児の医療費を無料に
札幌市は来月1日からの乳幼児医療費受給者証(新しい受給者証は各区役所で発行)の更新に伴い、小学校入学前の子どもにかかる医療費を原則無料化する。 (2008/07/29)

がん診療連携拠点病院整備で道内3大学、「高度がん診療中核病院」認定
がん診療連携拠点病院が未整備だった北海道は、道内3医育大学病院(北大、札医大、旭川医大)は、北海道が独自に創設する「高度がん診療中核病院」として認定することになった。独立行政法人北海道がんセンターは、北海道がん診療連携拠点病院に指定することで、調整される。   (2008/07/29)

札幌市産婦人科医会、2次救急当番制撤退
札幌市産婦人科医会は、9医療機関が重症患者を夜間や休日に受け入れてきた「2次救急」の当番制から、9月末をめどに撤退することを決め、札幌市は二次救急の輪番制から撤退するのを容認する方針を固めた。札幌市産婦人科医会は「2次救急に組織としてはかかわらなくなるが、各病院が個別に判断して対応する」としている。現在、NTT東日本札幌病院や札幌厚生病院などの9医療機関が夜間と土・日曜、祝日に交代で、切迫早産などで入院が必要な重症患者を受け入れているが、軽症患者が2次救急を扱う9医療機関に搬送されるケースも多く大きな負担となっている。こういったことから、夜間の1次救急は市の夜間急病センターに産婦人科医を配置して対応し、2次救急と切り離してほしい」と要望したが、財政難を理由にセンターへの産婦人科医の配置に難色を示す市は、代替案として、10月から半年間、助産師などによる患者の相談窓口をセンターに設け、当番病院の負担軽減効果を検証することを提案した。しかし、代替案を拒否したため、市は撤退はやむを得ないと判断した。  (2008/07/25)

5年ぶり倫理指針改定、臨床副作用に補償義務
厚生労働省は、、新たな治療法開発などを目的に医療機関が行う臨床研究の倫理指針を5年ぶりに改め、被験者(患者)に健康被害が起きた際の補償を義務化する方針を決めた。薬の副作用や医療機器の不具合による健康被害は、承認済みや承認に向けた治験であれば国の救済制度などで補償が受けられる。しかし、医師が倫理委員会の承認を経て自主的に新薬の効果を調べるような場合は対象外。改正指針では、研究者の責務として、補償のための必要な措置と被験者への事前説明、文書による同意を義務付けた。金銭補償については保険会社が新たに商品化する損害保険への加入を求める。また、研究内容を一般公開されている大学病院医療情報ネットワークなどのデータベースに登録する義務も盛り込んだ。   (2008/07/25)



NHKスペシャルで驚きの再生医療治療を知らせた、札幌医大の現在 !!! 
NHKスペシャル「眠れる再生力を呼びさませ〜脳梗塞・心筋梗塞治療への挑戦〜」で驚きの再生医療を知らせてくれた札幌医科大学医学部付属病院では、次のようなお知らせがされていました。

再生医療に関する番組につきまして
 
http://web.sapmed.ac.jp/daigaku/nouge.html

 11月5日(月)22:00から放送されました、NHKスペシャル「眠れる再生力を呼びさませ
〜脳梗塞・心筋梗塞治療への挑戦〜」での本学附属病院の脳梗塞の臨床試験につきまし
ては、以下の条件等に限られますので、あらかじめお知らせいたします。

(参加できる患者さまの基本条件)

 1 札幌近郊に在住している方
 2 「脳梗塞(のうこうそく)」になって「3週間以内」の方
 3 年齢が20歳から75歳の方


(連絡方法)

 上記の3つの条件を満たす場合であって、問い合わせを行いたい場合につきましては、
まず主治医(脳神経外科・神経内科)へご相談していただき、必ず主治医から札医大
問い合わせてください。
              
最新医療情報    (2008/7/20)
特定医療法人社団カレスサッポロが、全国初の社会医療法人に認定 
北光記念病院、時計台記念病院、稲積記念病院の3病院と、LSI札幌クリニックなど3つの診療所を運営している、特定医療法人社団カレスサッポロが全国初の社会医療法人の認定をうけた。     (2008/07/18)

社会医療法人
救急やへき地など公益性の高い医療に取り組むことが認定要件となっているが、法人税の優遇措置や「社会医療法人債」の発行、医療に付随する収益事業が可能となる。

財団法人日本医療評価機構の7月11日新規・更新認定道内分は、札幌厚生病院(中央区)北海道社会事業協会小樽病院(小樽)がV5.0で更新取得いたしました。   (2008/7/18)





地域医療における行政の役割? 
当サイトでも紹介させていただいている、「医療法人 夕張希望の杜」を広告収入で支援するメールマガジン“夕張市民病院を引継いだ「夕張希望の杜」の毎日”の配信30回に書かれている「地域医療における行政の役割」という村上医師の文を読んで考えさせられてしまいました。まだ、購読されていない方のために、ご紹介いたします。皆さんは、どう感じましたか。

「先日夕張市役所から呼び出しがあり、医師3名、歯科医師、事務部長の
5名で出かけてきました。
今回の議会で議決された2700万円の財政支援の授与式だったのですが、
その後が大変でした。
市からは書類が渡され、その文章には以下の様な要望が書かれていました。 

 #1 救急患者の受け入れ拡大
 #2 開業医との連携強化
 #3 更なる暖房光熱費の節約の努力

要するに「金を出してやるのだから、破綻した今までの夕張のやり方に
戻りなさい」という頭の中を覗いてみたくなる様な内容です。
せっかく他の地域より明らかに多い救急車のタクシー代わりの利用が減り
(人口1万人あたりの救急車の出動件数は全国平均で月350件で夕張市は
900件近くあったのが500件くらいに減りました)、それに伴って重症者や
死亡者が減っています。
開業医との連携については、今までの夕張では薬だけ受診を繰り返し悪く
なったら救急車を呼び、医療機関が5軒あるのに診療情報もなく医師2名し
かいない夕張市立総病院を時間外に受診するのが普通でした。
そこで、このような方を少しでも減らすために、薬だけ受診を止めて、
受診時に診療情報を持ってかかれるように「かかりつけ医」を持つことを
お願いして来ました。
暖房光熱費も苦しい中、以前は年間7000万円だったのを5000万円まで
節減していますが、医療機関で冬に暖房を切るわけにはいきません。
夕張医療センターは公設民営化の医療機関ですから、努力すべきは
大家であり、財政再建団体を言い訳に何もしない行政の方たちではない
でしょうか?
「質問はないですか?」と言われたので、
「夕張医療センターが公設民営化して残ったお陰で、病床削減の経過措置
として年間8000万円の交付金が5年間入ります。医療機関が残ったからこそ
入った交付金をどうして建物の補修や暖房費に使わないのですか?」
と質問したところ、一般社会では通用しない屁理屈をこねていましたが、
要するに
「交付金は夕張市の裁量で使えるのだから財政再建計画で決めた通り、
借金の返済に使うものだ」
という事でした。
しまいには
「そんな事は財政再建計画の根幹に関わる!」
と住民の安全を無視して逆切れする人までいました。
どうも役場の方は仲間である住民の安全より財政再建計画を遂行する事が
最優先のようです。
せっかく総務省の担当者の方や国会議員の方達や道庁が地域医療再生に
応援してくださっているのにとても残念です。
地域住民の安全保障の責任は行政にあります。当然日本一高齢化した市の
保健・医療・福祉のビジョンを持ち将来を考えるのが仕事です。
自分の裁量で住民の生命や安全より、自らの責任で作った借金の返済を
優先しておいて、そのつけを再生に取り組む指定管理者に丸投げしている
という話です。
数か月前に「全国の他の自治体で公設民営化した医療機関があるので、
どの程度の規模でどれ位公が負担していて、夕張市の規模ではどれ位が
適正か調べておいて下さい」とお願いしてあったのですが、市役所の保健
福祉担当者は全く調べてはいませんでした。
調べられないのか、調べる気が無いかは知りませんが、民間では解雇
されていると思います。
こちらの提案としては
(1)公的な役割として不採算でも19床の入院ベッドを維持しているが、
在宅も増えてきたので更なる経費削減というのであれば、残念ですが
診療所の病床は廃止します。
(2)交付金が存在する事実や、税金の使い道は誰がどの様に決めたのか
を住民に公開すべき事なので、以前の隠蔽体質をやめて公開してほしい。
(3)破綻した自分達のやり方ではなく、他の地域のやり方を学んでほしい。
せっかく破綻したのに、以前のやり方ではまた破綻する事は誰にでも理解
できます。
一緒に行った2名の先生方が「この人達は本当に我々を必要としているのか
疑問だ」と呟いていました。
夕張医療センターは調剤薬局を含めると100名位の雇用を守り、税収を
確保している側面もあります。
重油代の値上がりで暖房光熱費はさらに増える事になります。ますます
夕張医療センターがピンチになりますが、公設民営化は公が無関心で
無責任だと全く意味がないという事がよく解ると思います。
夕張での地域医療再生は行政の不作為との戦いと住民の意識改革が
一番の課題です。

医療法人財団 夕張希望の杜
  理事長 村上智彦 」
財政再建団体になり、住民の方たちをはじめ、市職員として残った方たちも大幅な給与削減と問題になっている恒常化しているサービス残業、村上医師たち
夕張希望の杜「夕張医療センター」の方々の懸命な努力で頑張っているように思っていましたが、やはり色々と問題があるようですね-----。 (2008/07/14)


コードブルー
ドクターヘリを題材にしたTVドラマがスタートしましたが、以前に「コードブルー」について触れていたことがあったので再度お知らせいたします。   (2008/07/12)

院内緊急体制「コードブルー」って?

院内で発生した救急救命措置を必要とする救急事態に対し、至急に科を問わずに経験ある医師その他のスタッフを呼び出し、迅速な救命救急措置を行う体制を確立することを目的に取り決めたコールを院内放送することにより行う院内救急コール「コード・ブルー」と呼びます。TVでお馴染みのアメリカの救急センター(ER)で患者の容態が急変したときに使用されている隠語のひとつであり、他に院内の火災発生を知らせる「コード・レッド」、脳死ドナー(臓器提供者)の発生を知らせる「コード・ゴールド」などがあり、コードはさらに細かく分類されます。入院患者さんや外来患者さんにあまり違和感を与えずにすみやかに行動するために使われています。救急患者をはじめ、院内で生じるすべての心肺蘇生を要するような救急患者に迅速に対応するためには、マンパワーの集結、特に経験あるスタッフが必要です。「コード・ブルー」を運用することで、院内で発生する救急救命措置を必要とする救急事態に対し、迅速な救命救急措置を行える体制を確立することが可能となるのです。 (2006/5/22)
8月2日土曜日に札幌で「公立病院改革セミナー」
全日本病院協会北海道支部・北海道病院協会・全国自治体協議会北海道支部の主催で、『公立病院改革セミナー』〜北海道の地域医療-再編・集約・ネットワークの構築へ〜が、8月2日(土)14:00から、札幌コンベンションセンター会費無料。で開催されます。自治体病院の現状を知り、公と民との連携がどのように図ることができるのかを模索する。パネルディスカッションでは、「公立病院の現状と公立病院改革ガイドラインに伴う公民連携の可能性」を探る。 (2008/07/9)

銚子市立総合病院、9月末で全面休止
銚子市立総合病院が、医師不足などで経営難に追い込まれて9月末で診療を全面的に休止することになりました。同病院は1951年に市立診療所として設立。15診療科で、ベッド数393床。医師13人を含む職員数は205人。常勤医は2006年4月に35人だったが、今年4月には13人にまで減少している。特に内科と外科は今月末で各1人に。若手医師を対象にした臨床研修制度が始まったことから、派遣元の大学側の要員不足が深刻化。結核病棟の閉鎖、産科の休止。新たな外科入院患者の受け入れを取りやめなど、診療体制を順次縮小してきたが、07年度末の累積赤字は約18億円に上る。これ以外に償還が必要な企業債や長期借入金は約51億円になるといい休止の選択となったが、再開のめどは難しいようです。小樽の状況を連想してしまいます。 (2008/07/9)

『コード・ブルー』『Tomorrow』など医療ドラマがスタート
フジテレビ系『コード・ブルー』、TBS系『Tomorrow』が、夏の新番組として1位、2位と好スタートをとった。「医療崩壊」が、問題になっている現在、医療現場が抱える苦悩をテーマにし、竹野内豊が主演、連ドラ初出演となるエド・はるみなど話題の『Tomorrow』、人気の山下智久さんや新垣結衣さんらが出演するドクターヘリをテーマとした『コード・ブルー』と興味津津です。カッコ良すぎですね。  「日本医科大学付属千葉北総病院」ドクターヘリの概要
 (2008/07/9)

人工股関節手術で著名な石部基実先生が、7月13日、日曜よる6時30分からTBS放送:「夢の扉」に、『股関節の病気に苦しむ人たちを助けてあげたい』とドリームメーカーとして登場します。是非、ご覧になってください。 (2008/07/9)

市立函館病院(函館)では,平成17年6月から病気や治療に関する理解を深めていただくことを目的として,院内に患者図書室「やさしい医学書コーナー」を開設・運営していましたが、利用していただいた方々から「より詳細な医療情報を入手し,納得して治療を受けたい」という要望が多数よせられていたこともあり,患者図書室を1階に移転し,ゆとりあるスペースの確保を図ったほか,利用日の拡大や図書等資料の充実,インターネットなど多様な媒体の利用を可能とした「市立函館病院患者情報室(愛称:フォンテ)」を平成20年7月1日から新たにスタートさせることとしました。とってもいいことですね。治療は、患者さんが正しく十分な理解のうえにやると効果も一層あがるものですからね。どんな本があるのかネットで蔵書リストが見られますよ。 (2008/07/9)
設置年月日 平成20年7月1日〜
設置場所 本棟1階 (旧 医療連携課執務室)
ご利用日時 毎週 月〜木曜日(祭日、病院の休日を除く)
面 積 30.26u
蔵書数 医療関連 300冊
児童図書 200冊
ご利用内容 図書の閲覧・貸出し(入院患者・家族)
インターネット情報の検索・閲覧
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博友会病院(西区)、あおぞら病院(帯広)の2病院は、7月1日づけで療養病床から介護療養型老健へ転換いたしました。今後もこういった転換が計画されている医療機関が多そうです。 (2008/07/9)

風邪薬・鎮痛剤の販売、コンビニで可能に
厚生労働省は2009年度から、コンビニエンスストアなどでも風邪薬や鎮痛剤を一定の条件で販売できるように来年4月の施行を目指し改正薬事法の省令を整備していく。また、インターネットを使ったビタミン剤の販売も解禁する。    (2008/07/7)

診療報酬改定で小児科など打撃
札幌百合の会病院(北区)
でも、6月末日をもって小児科診療を中止。4月の診療報酬改定で、医師が再診時に算定できる「外来管理加算」に“5分ルール”が導入されたことで、厚生労働省は当初、1割程度の医療機関が外来管理加算を算定できなくなるとみていたが、実際には2割を超え小児科や病院では約3割が算定できなくなっている。医師不足が深刻な小児科医や病院勤務医への対策が柱とされたが皮肉なことに、逆の影響がでてしまい、『医療崩壊』を加速させることになりかねなくなっています。   (2008/07/02)

外来管理加算
「入院中の患者以外の患者(外来患者)に対して、厚生労働大臣が定める検査ならびにリハビリテーション、処置、手術などを行わず、計画的な医学管理を行った場合は、外来管理加算を算定できる」などと定められている。今年4月の診療報酬改定で、外来管理加算を算定する場合には、おおむね5分を超える診察時間を要することになった。

「 乳 が ん 百 科 」 を 公 開 中 !
乳がんに特化した「乳がん百科」が昨年オープンしています。乳がんが気になる方から、乳がんの診断を受けたばかりの方、治療中の方、治療を終了した方、再発のある方まで、全ての方のお役に立つことを目指したサイトです。    (2008/07/02)

血液凝固製剤、1825医療機関に納入うち道内医療機関91施設
厚生労働省は1日、薬害C型肝炎問題で肝炎ウイルス混入の恐れがある血液凝固因子製剤のうち、第8、第9因子製剤を血友病以外の患者に投与した可能性がある1825の医療機関名を公表した。道内は91施設。C型肝炎に感染した疑いがあるとして投与患者に肝炎検査の受診を呼び掛けている。血友病患者だけに投与した医療機関は「医師による対策が講じられている」として除外された。    道内医療機関001.pdf へのリンク        厚生労働省のホームページ(http://www.mhlw.go.jp)     (2008/07/02)

市立札幌病院でも採血器具使い回し
札幌市の市立病院でも血糖値を測る簡易採血器具の血液が付着した恐れのあるキャップを複数の患者に使っていたことがわかりました。市立札幌病院では1991年ごろから2006年3月までの間で、静療院では04年10月〜06年3月の間といいます。  (2008/07/01)
診療報酬の不正受給で1億7000万円の返還命令
七飯町で病院を経営していた笹本和香子医師(故人)が、1999年から2003年にかけ、診療報酬算定の基準となる病院の医師数や看護師数を水増しするなどして、診療報酬を過大に請求し診療報酬約1億3000万円を不正に受給していたとして、函館市と七飯、松前両町が不正な報酬の返還と加算金の支払いを求めた訴訟の判決が札幌地裁であり、坂本裁判長は医師の相続人2人、笹本医師の長女(39)と次女(35)に計約1億7400万円を支払うよう命じた。平成14年には、郡部での高額納税者のトップにもなっており、6、522万1千円もの納税をしていますが-------。  (2008/07/01)

ハーバード大、慢性骨髄性白血病、根治へ治療法を開発へ
慢性骨髄性白血病の根治につながる治療法を、米ハーバード大医学部の伊藤圭介研究員らが開発した。異常な白血病細胞をつくりだす骨髄中のがん幹細胞をなくし、再発を防ぐことにマウスで成功し人間の細胞でも同様の効果を確認した。同大はこの治療法の臨床試験の開始を、すでに決めた。イタリア・トリノ大からも臨床試験の依頼を受け、日本でも計画しているという。     (2008/6/23)

国内の病院、耐震基準を満たすのは?
中国・四川大地震のすぐ後に岩手・宮城内陸地震も発生し多くの建物が倒壊し、数多くの人命も失われました。気象庁は、震度5弱〜5強となるマグニチュード(M)5.5以上の余震が起きる確率は「かなり低くなった」と発表しましたが、梅雨に入ったことや台風の影響での雨による土砂災害の恐れもあるとして、同庁は引き続き警戒をうながしています。こういった大規模な災害の時に最も中心的な拠点となるのが、医療機関です。厚生労働省によると、国内でも新耐震基準(昭和56年設定)を満たしている病院は全国で約36%で、「災害拠点病院」でも約43%にとどまっているとのことです。耐震化には多額の費用を要するため、建て替えや耐震工事がなかなか進んでいないのが現状です。高度の医療施設などを持ち、災害拠点病院に指定されている病院でも新耐震基準を満たしているのは約43%と、半数に満たされていません。なんともお寒い状況といえます。厚労省では被災地医療を支援する災害拠点病院について、22年度までに新耐震基準を満たす病院を約7割まで引き上げることを目標に掲げ耐震診断や耐震整備の費用について、いずれも3分の1を補助しています。また、阪神大震災などを教訓に「耐震改修促進法」を施行し、建物所有者に耐震診断と、震度6程度に耐えられない建物の改修を義務づけています。    (2008/6/23)

財団法人日本医療評価機構の6月6日新規・更新認定道内分は、市立札幌病院(中央区)がV5.0で更新取得いたしました。   (2008/6/21)
医師不足解消目指し厚労省が医学部定員増を
厚生労働省は、これまで抑制してきた医師養成数を深刻化する医師不足の解消に向け、増加に転じさせる方針を固めた。大学医学部の総定員は現在、約7600〜7800人だが、8300人程度を想定しているが財源問題の調整も残るため、今回は数値の明記は見送った。また、2004年度に導入された新臨床研修制度の見直しも検討される模様。    (2008/06/19)

北見赤十字病院(北見)は、閉鎖していた内科外来を「内科・総合診療科」として再開。
北見赤十字病院(北見)は、医師の一斉退職に伴って4月から閉鎖していた内科外来を「内科・総合診療科」として、再開した。日本赤十字社本社を通じて派遣を受けていた内科医2人に加え、非常勤医を新たに確保しさらに、吉田院長が現場で診療を行う。
〜 病院からのお知らせ 〜
『当院内科医師大量退職に伴ない、4月より内科外来を閉鎖しており、地域の皆様と医療機関には多大なご不安、ご負担、ご迷惑をおかけしてきましたことについてお詫びするとともに、皆様にはこの間ご理解を賜っておりますことにつき厚くお礼申し上げます。  さて、当院ではこれまで内科外来の再開に向けて診療体制を充実すべく、リウマチ・膠原病の専門医師をはじめ、内科系の医師確保に向けて鋭意努力してきましたが、特にリウマチ・膠原病の専門医の確保は難しい状況にあります。  しかしながら、地域の患者様が安心・安全のもとに診療を受けられる体制を作りたいとの思い、並びに他医療機関にお掛けしているご負担の軽減に少しでも貢献したいと願い、このたび
6月9日(月)より 内科外来を「内科・総合診療科」として新たな診療体制で開始することに致しました。』    (2008/06/12)

「メタボ健診元年」となる今年、スポーツドクターの存在もクローズアップ
スポーツドクターは、従来は、「スポーツ活動を実践している人達の健康管理やスポーツ障害に対する予防、治療等の臨床活動を行うと共に、スポーツ医学の研究、教育、普及にあたる者」と言われていましたが、「メタボ健診元年」といわれている今年は、中高年の健康増進と健康寿命の延伸のための適度なスポーツ身体運動、メタボリックシンドロームや生活習慣病を予防し、体力の衰えを防止するための指導医としての役割が大きくクローズアップされている。スポーツドクターには大きく分けて、日本体育協会の公認スポーツドクター(道内分)と、日本整形外科認定スポーツ医(道内分)、日本医師会認定スポーツ医の3種類の組織があります。
疾病別   (2008/6/8)

鼻からの内視鏡検査、拡大中
日本人が一番かかりやすいがんと言われている『胃がん』ですが、胃がん検診の受診率がなかなか上がらないという理由のひとつに、「ウエッ」という嘔吐感があります。わたしも、やったことがありますが、二度としたくないと思ったものでした。そこで、最近道内でも急速に広がっているのが、患者さんにやさしい検査と言われている経鼻内視鏡検査です。使用するスコープの直径はわずか5.9oの細さで、鼻からの挿入に適したしなやかさで、無理なく挿入できますし、舌の根元に触れないために咽頭反射が起きず、オエッとすることがほとんどありません。こういった進歩によって、多くの早期発見につながり、たくさんの方々が定期的に気軽に受診できるようになればとおもいます。
    医師/環境 2     (2008/6/8)

64列マルチスライスCT検査による心臓病の早期発見と、診断  
医療機器の進歩により、より体に低侵襲の検査・治療が普及しつつあります。最新の64列マルチスライスCT検査は、比較的体への負担が大きい心臓カテーテル検査に代わって冠動脈造影検査を行うことができ、カテーテル検査に比べてリスクの少なさや入院の必要がないこと、費用の点などからも大きく貢献しています。冠動脈造影検査は心臓カテーテル検査ともいわれる。足の付け根の大腿動脈やひじの上腕動脈などから直径1.5〜2mmの細い管(カテーテル)を挿入し、その先端を心臓の冠動脈まで進め、造影剤を注入して血管や血流の様子をX線で撮影する検査です。心臓カテーテル検査では、患者に少なからぬ侵襲と肉体的負担を与えてしまうが、こうした難点を避けて、患者に優しい低侵襲の冠動脈検査を実現したのが64列マルチスライスCTです。64列マルチスライスCTは、数秒のうちに人体の多数の断層画像データを得られるため、動いている臓器でも鮮明な断層画像が撮れるようになった。 もちろん、全てのカテーテル検査にとって代わるものではありませんが。また、64列マルチスライスCTで得られる精密な3次元画像は、膝やひじ、股関節などの整形外科領域の診断や治療にも役立っていくでしょう。        施設/設備1      (2008/6/5)

携帯電話やパソコンから待ち状況の確認ができるシステムを導入する医療機関が、「小児科」「耳鼻咽喉科」などで増えてきていますよ。待ち時間の有効活用という点からもまだまだ増えそうですね。    医師/環境 1     (2008/06/4) 

採血器具使い回し全国で発覚 
驚いたことに医療機関による採血器具の使い回しが全国で相次いで発覚している。厚生労働省の“警告”が末端まで行き渡らないお粗末な通知システムという批判の意見もあるが、素人でもわかる感染の問題が専門の人たちにわからないはずは無いと思っていたのですが----。「食べ残し」を「もったいない」としていたと同じではないですよね。  (2008/6/3)

医療法人社団 北腎会の最新放射線治療NOVARISを動画で紹介しています。 
医療法人社団 北腎会では、平成18年11月に脳神経・放射線科クリニックを開設し、癌治療のひとつであります、放射線治療をノバリスにて行っています。平成20年4月の診療報酬改定により、以前の高度先進医療であった強度変調放射線治療(IMRT)が保険適用になったことにより立腺がんのIMRTの治療も高額医療を適用することにより、患者様負担が少なく行えることになりました。たくさんの皆様にご理解いただくために、ホームページにて前立腺がんと脳腫瘍に関しての放射線治療の説明用の動画が掲載されています。とてもわかり易く、非常に参考になりました。今後、このような試みが増えることが期待されます。是非、ご覧になってください。WIN,MACともに対応しています。  (2008/05/28)
聴覚障害認定問題で耳鼻咽喉科学会は、札幌の73歳医師を除名 
聴覚障害の身体障害者手帳不正取得疑惑で、日本耳鼻咽喉科学会は虚偽診断書を大量に作成したとされる札幌市中央区の医療法人社団愛生会「札幌駅前耳鼻咽喉科・アレルギー科」の前田院長(73)を除名処分とし、医師あてに理事長名で処分の通知書を郵送した。医師の行為は学会の定款で定められた除名条件の「学会の名誉を傷つけ、目的に反する行為」に相当するとしている。医師は学会員の資格を失うが、医療行為は引き続き行える。
札幌市も身体障害者福祉法に基づく指定医を取り消した。市の指定取り消しは初めて。手帳交付に必要な診断書作成はできなくなるが、医療行為は同じく引き続き行うことができる。
(2008/5/28)

財団法人日本医療評価機構の4月21日新規・更新認定道内分は、伊達赤十字病院(伊達)、が新規で、道立苫小牧病院がV5.0で更新取得いたしました。   (2008/5/24)

深川市立病院(深川)で昨年より「体外式衝撃波結石破砕装置」が導入され、腎臓・尿路結石の治療が従来より楽に出来るようになりました。  施設/設備1 結石体外衝撃波装置        ランキングサイト   (2008/05/24)

北海道社会事業協会富良野病院(富良野)で中断していたブログが「公式ブログ」として再開されています。旧ブログ最近は、医療機関でもホームページとブログの組み合わせによる情報発信が増えてきていますね。よりリアルタイムな情報が色々な部署から発信されてきています。昨日お知らせした夕張医療センターでもメールマガジン“夕張市民病院を引継いだ「夕張希望の杜」の毎日”で「事務職の方」「リハビリー担当の職員の方」「ドクター」などの方たちのお話が聞けれますよ。 (2008/05/22)

夕張市が夕張医療センターに支援を 
建物の老朽化などのため、初年度の水道光熱費が収入の1割を超える5000万円に達し経費がかさみ再三にわたって、市に支援を求めていた、夕張医療センターに対し、夕張市は2700万円を上限に、補助金を交付する方針を明らかにしました。しかし、市立総合病院を引き継いだ「夕張医療センター」は、一般的な診療所の2倍にあたる年間5000万円もの水道光熱費がかかり、経営を圧迫しているため建て替えを含めた検討を進めない限り、抜本的な解決にはならず大きな問題を残したままといえるでしょう。 (2008/05/21)

札幌を中心にはしか猛威、道などが予防接種呼びかけ 
道内で札幌市を中心にはしかが猛威を振るっている。今年になって道内で発症したはしか患者は887人(5月4日現在)で、473人(15日現在)が札幌市に集中。今後も増え続けることが予想され、道や札幌市は予防接種を呼びかけている。 (2008/05/19)

医療事故情報ネットで共有、対策報告など 
今月から日本病院団体協議会、日本医師会、日本看護協会など6団体で発足させた医療安全共同行動推進会議が、病院間で情報を共有し医療死亡事故を減らそうというキャンペーンに取り組む。各病院が患者の死亡率や医療安全対策をインターネットで報告し、成功例を互いに取り入れるもので米国の医療界が04-06年に「10万人の救命」を掲げ、効果を上げたとされる取り組みを参考にする。参加する病院は(1)危険薬の誤投与防止(2)院内感染の予防(3)医療機器(輸液ポンプ、人工呼吸器)の安全な操作と管理--など8項目から取り組みたい項目を選び、推進会議が示す指針に沿って、実施状況を報告。併せて毎月の入院死亡者数や死亡率のデータも取る。また、成功例をネット上で参加病院に紹介するとともに、研修会や地域交流会でも報告する。キャンペーン終了時に、病院側には自己評価を求める。 (2008/05/19)
札幌市の6人が後期高齢者医療に不服審査請求
後期高齢者医療制度に反対する札幌市の「後期高齢者医療制度に怒る道民の会」のメンバーの60-80歳代の6人が、。「本人の承諾なしに保険料を年金から天引きしたり、75歳で全員から保険料を徴収するのは、憲法で保障されている財産権や法の下の平等に反する」として保険証の交付や徴収額決定の取り消しを求め、北海道後期高齢者医療審査会に不服審査請求をした。「道民の会」は今後、5月末-6月初めをめどに集団での不服審査請求も行う方針。 (2008/05/14)

PETの先駆け 自己破産
PET(陽電子放射断層撮影)がん検診の専門施設として、この分野の先駆けとなった東京の「西台クリニック」を経営する医療法人社団清志会が、東京地裁に自己破産を申請し、診療を休止した。負債は約20億円の見込み。帝国データバンクによると、同会は2000年、東京都の経営コンサルタントから資金と人材派遣を受けて西台クリニックを開設。2004年7月期に売上高約16億1600万円を上げたが、検診利用者減少などから収入は落ち込み、3月に自己破産を申請した。PET検査機関の増加に加え、検診の精度を疑問視する研究が発表されるなど、経営環境の激化による影響があげられる。  (2008/05/12)

4月からSTARTしたレセプト並みの記載の領収書
4月から、国立がんセンター国立がんセンター運営局・中央病院・研究所国立がんセンター東病院国立循環器病センター国立精神・神経センター病院・神経研究所・精神保健研究所国立国際医療センター運営局・戸山病院・研究所・看護大学校国立国際医療センター国府台病院国立成育医療センター国立長寿医療センター など全国8カ所の国立高度専門医療センターで全患者に無料で発行されるようになった診療報酬明細書(レセプト)並みの詳しい領収書が出されています。いままでの領収書には、「初・再診料」「投薬料」「入院料」など保険が適用されるものは区分ごとに1点10円の点数で表示されていましたが医療の情報公開問題ということからは大変遅れていました。しかし、レセプト並みの領収書によって投与された薬の正式名称や量などがわかり、正確な情報を自分で調べることができるようになりました。独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」の情報提供ホームページの「医療用医薬品の添付文書情報」で薬品名を入力して検索すると、薬の効能や用法、副作用、禁忌などが分かりますよ。  (2008/05/8)

再生医療が道内でもスタート
帯広の北斗病院では、北斗クリニックに移植や再生医療に特化した「角膜外来」を道内で初めて開設しました。 (2008/05/1)

財団法人日本医療評価機構の3月17日新規・更新認定道内分は、遠軽厚生病院(遠軽)白石脳神経外科病院(白石区)が新規で、江別市立病院(江別)、がV5.0で更新取得いたしました。   (2008/5/1)
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