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医師・看護師についで今度は薬剤師争奪戦 連日、医師不足・そして看護師不足が報道されていますが、大学薬学部の六年制移行に伴い二年間にわたって新卒の薬剤師がゼロになるため、調剤薬局国内最大手のアインファーマシーズ(札幌)とドラッグストア国内三位のツルハホールディングス(同)両業界を巻き込んだ「薬剤師争奪戦」が激化しそうな様子です。アインファーマシーズは、今春の百六十人、来春の二百五十人に続いて2008年春に三百人の新卒薬剤師の採用を計画、ツルハは今春の十七人、来春の四十人、2008年春の新卒薬剤師採用計画は百人と大幅に増やす計画。更に2009年に改正薬事法が施行され、スーパーやコンビニでも医薬品が販売できるようになるために、競争の激化は必至。 (2006/12/25) |
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増床や新病棟の増設すれど医師不足で一部閉鎖! 日本原子力発電からの寄付金約七十三億円(原子力発電はお金持ちですね)をかけて二〇〇三年十二月から増床や新病棟の増設などの整備工事を行い、今月一日に完了したばかりの敦賀市立敦賀病院で、医師が足りないため十月一日から一部の病棟を一時閉鎖しているとのこと。また、市は同病院に年間約十億円の補助金や負担金を出しているが、工事が完了したものの医師が足りないため10月1日から一部の病棟を一時閉鎖しているとのこと。病院に巨額の資金を投入しても建物や設備が最新でもそれを運営する仕組みが満足させられていなければこのような事態になってしまうという典型的な例でしょう。道内でも、問題となっている小樽の議会はこれをどのように捉えているのでしょうか。(2006/12/25) |
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札幌医科大学の中期目標、医師ら派遣割合、公的機関増やす 札幌医科大学の中期目標案(13年3月末まで)で地域医療への貢献策として、町村立病院・診療所など公的医療機関に派遣する割合を12年度までに現在の5割強から6割に引き上げることなどを示しました。(2006/12/21) |
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江別市立病院に内科医2人着任 江別市立病院に社団法人、地域医療振興協会(東京)からの派遣医内科医師2人が着任しました。常勤ではなく、短期間の交代派遣になるということです。 (2006/12/21) |
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『新病院建設で市長は強行策!チェック出来ぬ市議会!』『山田市長の“無謀な挑戦”!新病院建設で長隆氏が断定! 』と小樽ジャーナルで詳しく報道!!! 小樽の新病院計画と議会の状況は、当サイトでもできる限り触れてきましたが、問題点がそのままに基本設計費の予算が強行可決されるなどという事態になっていましたが、地元小樽ジャーナルに今までの詳しい内容が公開されています。是非、ご覧になってください。しかし、14日(木)の質疑で自民党・小前真智子委員が病院問題で函館の松前町立病院では、医師を含めた職員100人の給与を4%カットして、1億7,000万円の財政効果を生んでいる。小樽市の医師45人の給与を4%カットするといくらになるのだろうか。4%カットすると辞めてしまうような医師なのだろうか」と質問していますが、このような質問内容は、現在の医療界そして現市立病院でさえ(老朽化のせいらしいが---)次々と医師が辞めている状況を小樽の市議会議員がしっかりと認識できていない表れとおもえます。(ちなみに、医師45人の給与を4%カットすると、1年で約1,880万円になる見込み。しかし、医師の確保が難しい中で、カットしてしまうと、さらに医師の確保が難しくなってしまうとのこと。職員のカットは???) (2006/12/21) |
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江別市長、江別市立病院常勤医退職問題で「引責辞任意思ない」 江別市立病院の定例市議会一般質問で常勤医退職問題で保守系の自由市民政策会議の伊藤豪市議から小川公人市長の責任を追及する質問(「院長人事で前院長や内科医派遣元の北大第一内科に事前相談せず、市長が独断で外科の副院長に院長の内示を出したため、内科医が反発。内科医が次々と退職したのではないか」)が出ましたが、小川市長は「内示をしたのは事実だが、任命にまで至らず、院長職務代理者(11月に院長に昇格)を置いた。人事案件の答弁には限界がある。今、辞職すれば、仕事を途中で投げ出すことになる。医師確保に全力を尽くすのが私の最大の役割」と引責辞任する意思がないことを表明しました。(2006/12/18) |
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市立小樽病院新病院建設で紛糾相次ぐ 市立小樽病院で小樽市議会12月定例会の本会議が12月11日(月)13:00から開かれ、共産党と自民党による会派代表質問が行われましたが、病院事業と資金収支計画について「今回の新病院の規模・機能の変更については、ズサンな資金収支計画、間違った収支計画にもとづく変更提案だ。第3回定例会において、突然の医師配置数の大幅縮小、事業費の圧縮答弁には、与党・野党を問わず大変驚かされましたが、今回はそれに勝る議会軽視、議会の審議権を踏み躙る問答無用のやり方だ」と指摘し、「本定例会は、市長“仰せのとおり”といわんばかり、この新病院基本設計にかかる補正予算議案を議決しなければいけないのか。このままでは与党であれ野党であれ否決せざるを得ません。自ら否を認め、本件議案の撤回の意志はないのでしょうか。あなたの見解をお聞かせ下さい」との質問に対し山田市長は「基本設計委託料の予算については、病床数により変わるため、おおよその見込みについてお知らせをし、議案については追加して送付させていただく旨説明させていただいたところでありますので、ご理解をいただきたいと思います。病院の統合新築事業は、両病院の現状からも、早急に着手する必要がありますので、基本設計の予算については、本定例会において是非とも可決いただきたいものと考えております」と答弁しました。しかし、約1,300億円の巨額借金と2年連続の累積赤字で財政破綻している小樽市が、巨額の税金を使って、築港地区での新病院建設を強引とも受け取れるほどに進める市長の答弁は、理解しがたく更なる論議が必要と思われます。 また、小樽市の病院事業会計が、一般会計から44億円という多額の資金を借りて前年度の借金を返済する資金繰りを続け、財政破綻した夕張と同じ「不適切な会計処理」を繰り返し行っていたとして5年以内に不良債務解消のめどが立たなければ道は建設費の起債を認めない方針です。道内の自治体病院会計の不良債務は夕張市の29億円(05年度)が最多ですが小樽市はそれを上回る額となりそうです。小樽市は新病院の建設費を土地取得費を除いて156億円としており、ほぼ起債でまかなう計画で開院は11年度で、07年度から設計関連の起債を始めたいとしています。しかし、収支計画も杜撰といわれており問題が叫ばれています。一体、誰のためのそして何のための新病院計画なのでしようかね。 (2006/12/18) |
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ノロウイルスによる感染、北海道大学医学部付属病院でも 北海道大学医学部付属病院でも入院患者、職員ら13人が下痢や嘔吐の症状を起こし、3人の便からノロウイルスが検出されたと発表されました。感染を防ぐため、15日から新規の入院を制限しています。 (2006/12/18) |
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医療機器納入で談合の疑い 北海道の国立病院などが発注した医療機器の納入をめぐり、談合を繰り返した疑いが強まったとして、公正取引委員会は12日、独禁法違反の疑いで北海道の医療機器販売会社の竹山(札幌市)、ムトウ(同)など十数社を立ち入り検査しました。また、13日、新たに東芝メディカルシステムズ(栃木県大田原市)の札幌支店、ジーイー横河メディカルシステム(東京)の北海道支社など医療機器販売会社数社を立ち入り検査し立ち入り検査先は計約20社となりました。 (2006/12/15) |
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ノロウイルスによる感染、道内各地で ノロウイルスによる感染が道内各地で発生しています。医療機関だけでも先日お知らせした市立小樽病院以外にも北海道済生会小樽病院では入院患者、職員、家族ら71人が感染したとみられ、旭川医科大学付属病院でも入院患者、職員、家族ら14人が感染したとみられ新規入院の見合わせや見舞い客の立ち入り制限などをしています。 (2006/12/15) |
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掲示板に「ゆいさん」から書き込み紹介いただいた、「膝関節専門医の市山医師のサイト」が新に登録されました。曜日によって道内のいくつかの医療機関に専門医として勤務されていられるんですね。こういった情報はなかなか把握するのが難しいのですが、とても大切な情報ですね。有り難うございました。 医師による個人サイトのご紹介 (2006/12/15) | ||||||||||||||||||||||
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財団法人日本医療評価機構の11月20日新規・更新認定道内分は、登別厚生年金病院(登別市)がV4.0新規で、釧路市医師会病院(釧路)、札幌循環器病院(中央区)、協立病院(帯広)がV5.0新規で、高橋病院(函館)、が更新で取得いたしました。これで道内の認定病院は106医療機関になりました。 (2006/12/15) | ||||||||||||||||||||||
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市立小樽病院でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生 市立小樽病院でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生し、入院患者と職員合わせて47人が嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴えていると発表しました。また、旭川刑務所でも刑務所内の給食が原因でノロウイルスによる食中毒が発生し、受刑者と未決拘置中の被告・被疑者計34人が治療を受けたと発表しました。 『ノロウイルス』 ノロウィルスは、全食中毒の中で最多となっておりウイルスに汚染された生カキなどの未加熱の2枚貝を食べることにより食中毒を起こします。また、食中毒の患者さんの便や嘔吐(おうと)物を介して人から人にも感染します。ノロウイルスは、比較的少量でも感染するため、感染力が強いと言えます。潜伏期間は15時間から48時間で、比較的短時間で症状が出てきます。主症状は、嘔吐(噴出性)、下痢、腹痛、発熱(38度以下)などで、通常3日以内で回復します。乳児や老人ではごくまれに死亡例が報告されています。全員が発症するわけではなく、発症しても風邪の様な症状ですむ人もいます。症状が消失しても3〜7日間は便中にウイルスが排泄(はいせつ)されると言われますので注意が必要です。「食中毒」と言えば、食品の鮮度が落ちたものや時間がたったものが原因になることが多いですが、ノロウイルスに限っては、どんなに新鮮なカキを食べても起こる可能性があります。食中毒以外でノロウイルスが集団感染することがあります。道内でも、病院や老人保健施設などで報告されています。食中毒の患者さんの便や嘔吐物を処理した後の手洗いが不十分で、処理した人が触ったものを介して、他の人の口にウイルスが運ばれてしまうことが原因のようです。接触によるノロウイルス感染の予防には、感染者の便・嘔吐物を厳重に処理することが必要です。病院や施設などでは使い捨ての手袋やエプロンを使用して、自分の手や衣服が汚れないように処理をします。万が一接触した場合は十分な洗浄と消毒を行います。ドアノブ・電灯のスイッチなど接触頻度の高いものの表面は頻繁に拭(ふ)き掃除を行い、必要に応じて消毒も行います。 (2006/12/11) |
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新制度で過熱する看護師争奪戦 今年4月に急性期医療への転換を目指した診療報酬が改定され、一定の看護師数を確保すれば従来よりも高額の診療報酬が得られることになったため、全国の病院で看護師の争奪戦がエスカレートしています。それにより、今度は看護師不足で病棟閉鎖といった深刻な事態が生じる懸念も起きているのです。国公立大付属病院はネームバリューで自然と採用希望者が集まるために、大量の募集が始まっており、中小規模の病院がその影響を大きく受ける結果になってしまっているようです。大病院の中でも、勤務条件や仕事内容で就職人気の高い国立大学病院などに看護師が集まり、格差が生じている状況といいます。従来は、一般病棟の看護職員1人に対し患者10人を「最高水準」と規定し、最高水準と認定された病院は、入院患者1人につき1日あたり1万2090円の収入があった。改定で「10人に1人」は1万2690円に、新たに設けられた「7人に1人」水準なら1万5550円が支払われることになった。改定前に「10人に1人」を満たしていたベッド数100床の病院が、改定後に「7人に1人」を達成すれば、約1億円の増収となる。しかし、軽度の患者が多く看護の必要度が低い病院にまで上乗せを認める必要はない」などの指摘が相次ぎ、診療報酬が早期に見直される可能性も指摘されています。 (2006/12/11) |
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病院名訴訟で最高裁「乳腺」使用認めず 乳がんの専門医が代表を務める横浜市港の医療法人慶久会が、医療法の診療科名にない「乳腺」を含む「よこはま乳腺と胃腸の病院」の名称使用を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁は、「乳腺」使用を認めなかった1、2審の判断を支持、慶久会の上告を棄却しました。裁判長は判決理由で、。「広告規制は患者が適切な医療を受ける機会を確保するため、診療科名の客観性や正確性を維持することが目的で『乳腺』を診療科名と定めていない医療法は合憲」と判断しました。慶久会は現在「乳腺」を除いた「よこはま○○と胃腸の病院」の看板を掲げています。 (2006/12/11) |
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財団法人日本医療評価機構が、がん診療特化した病院の評価を研究 財団法人日本医療評価機構は、がんの治療成績や緩和ケアの進め方など、がん診療部門に特化した病院の評価認定制度に関する研究を始め08年の事業化を目指すと発表しました。(2006/12/07) |
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北海道大学医学部付属病院で出産時の判断遅れにより仮死状態で生まれる医療事故 北海道大学病院は5日、道内の40代女性の出産の際に胎児が低酸素状態になっている可能性があったのに帝王切開をする判断が遅れ、仮死状態で生まれる医療事故があったと発表しました。女性は妊娠40週目に破水を起こして同病院に入院、陣痛促進剤を投与したが、間もなく胎児の心拍数が弱まる症状が表れ陣痛促進剤の投与や吸引分娩を試みたがうまくいかず、帝王切開で出産し母体に影響はなかったが新生児は仮死状態で生まれました。同病院はミスを認め、家族に謝罪しました。現在も人工呼吸器をつける重篤な状態が続いているといい、今後再発防止策を検討すると説明しています。(2006/12/07) |
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夕張市立総合病院の再建に関し、夕張市は公設民営で再建か 公設民営での再建を模索している夕張市立総合病院の運営に参画するため、村上智彦医師(前・桧山管内せたな町立瀬棚国保医科診療所長 現:新潟県湯沢町保健医療センター)らのグループが、医療法人設立の申請書を道に提出しました。市立病院の指定管理者に認められた場合には、病床19以下の「診療所」に規模を縮小し、効率的な運営に当たる方針のようで、老健施設を併設し、在宅訪問医療にも取り組むことで、医療サービスの質向上に努める考えということです。地域医療の転換となる考えの実践形態のひとつになるのかもしれません。しかし、想像以上に夕張の大変さが毎日のようにニュースで伝わってきています。そして、同じような状態に陥りつつある自治体が道内にはたくさんあるのです----。(2006/12/07) |
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人材確保目指し、旭川医科大学に24時間年中無休の保育所 旭川医科大学は、24時間、日曜・祝日も対応で年末年始も無休の医師や看護師ら大学・病院職員向けの保育所を来年1月に開設し仕事と子育てを両立できる病院」をアピールすることで人材確保を目指す。新設する「大学の森 みどりの保育園」は大学内に設置。定員や利用料とも認定保育所を基準にほぼ同程度に設定し延長保育や一時保育にも応じる。運営は、保育園運営などのプライム21(札幌市)に運営を委託するという。 (2006/12/04) |
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NPO法人 札幌診断病理学センターが登録されました。 NPO法人 札幌診断病理学センターは、通常の病院・医院ではありませんが、北海道・札幌という地域に立脚しながら、「質の高い診断病理」を行うと同時に、講演会やホームページ等を通して、一般市民の診断病理に対する理解を深め、広く保健・医療の増進を図ることを目的として設立されたものです。また、市民からのメール相談も受けております。10月から札幌市で開始されている医療関連死モデル事業についても触れております。 医師会・保健所・団体等 (2006/12/04) |
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市立小樽病院の新病院の規模・機能の変更について 市立小樽病院、「新病院の規模・機能の変更について」小樽市議会市立病院調査特別委員会で明らかにされましたが、その報告内容は???というものに他ならず、摩訶不思議なものです。まず新病院の規模は、これまで、建物延べ面積は3万5,000平米から、3万3,200平米へと変更し、事業費を36億円圧縮し、156億円程度を見込み、このうち、起債を153億円程度としています。事業費の圧縮は、当初1平米あたりの工事単価を40万円と見ていたのが37万円になり、今回は30万円で計算ということです。これによって36億円の机上の圧縮がされました。な・な・なんといういいかげんさでしようか?産科は現在の医師不足から医師確保の見通しがたたないようで、市立病院なのに産科は設けないようです。また、44億円の赤字を抱える病院事業会計では、平成19年度から平成23年度の5ヵ年で、一般会計追加分22億円・病院解消分22億円で、累積赤字の44億円を解消する計画にしていますが、財政難に陥っている小樽市で一般会計から22億円もの巨額な繰り入れができるのか、それにもまして病院改称文の22億円の算出根拠も全くないのではないでしようか。今までの箱もの的な施策ではなく、新しい考えに立って検討をもっと重ねる必要があるのではないでしようか?夕張の事態をどう考えているのでしようか? (2006/12/03) |
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来年5月のツルハホールディングス(札幌市)とくすりの福太郎(千葉県鎌ケ谷市)が統合 ドラッグストアのツルハホールディングス(札幌市)とくすりの福太郎(千葉県鎌ケ谷市)は、商品の仕入れや開発を共通化し、事業基盤を強化するのを目的として来年5月をめどに経営統合すると発表しました。ツルハが福太郎の株式36・5%を取得し資本・業務提携した上で、経営統合する方針。ツルハは2006年5月期の連結売上高が1574億円。北海道と東北を中心に約500店舗を構えるが、首都圏は49店で東京、千葉、埼玉の3都県に115店を持つ福太郎との統合で、首都圏での競争力を高められると判断した。 (2006/11/30) |
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「赤字14億円」江別市立病院 江別市立病院の内科常勤医12人が全員退職した影響で2006年度は約14億2000万円の大幅な赤字が見込まれると江別市議会厚生常任委員会で報告されました。既にお知らせしましたように、今月から常勤医1人を確保、出張医11人を加えた計12人で内科の外来診療に当たっています。 (2006/11/28) |
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福祉理容師資格を道内で初めて取得した小樽市錦町7-8(TEL:0134-34-1078)の理美容店「ヤマシタ」(当店では創業31年来、技術と真心でお客様と接し安心してご利用いただける店作りを目指してまいりました。この度、当店では体の不自由な方、老人等で外出が困難な方の為に、病院、自宅等へ出張理美容をしています。)社長の山下秀治さんが小樽エキサイカイ病院(小樽)で10月から毎月第1・第3の月曜日に理容サービスを行っています。集中治療室(ICU)内のカットや身体が不自由な高齢者を誘導して髪をカットしたりする技能を身につけています。「全国介護理美容福祉協会」の福祉理容師資格と日本美容福祉学会の福祉美容師の資格も取得。また、市内の知的障害者施設の子どもたちの散髪をボランティアで三十年近く続けています。「小樽いか電まつり」などの地域活動にも積極的に参加されています。 (2006/11/20) | ||||||||||||||||||||||
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病院情報で手術件数などHP公開に 厚生労働省は来年度から、都道府県を通じて、病院を選ぶ際に参考となる情報をわかりやすく提供するため全国の病院や診療所に診療内容などの医療情報を公表するよう義務づけることを決めました。公表するのは診療科目のほか、疾患ごとの手術件数や差額ベッド代などで、都道府県のホームページなどに掲載しますが、死亡率など治療成績の数値は項目に含めることを見送りました。 (2006/11/15) |
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常勤医をさらに2人確保、江別市立病院 江別市立病院では、内科常勤医は9月までに全員が退職し、公募に応じた1人が今月1日から勤務。北大第一内科などからの出張医11人とともに内科の外来診療に当たっていますが、道の仲介で、自治医大(栃木県下野市)からさらに2人の常勤医確保の見通しがつき12月中旬に着任する見込みで、これにより内科常勤医は計3人になります。これで閉鎖していた内科系病棟二棟(九十四床)の再開も可能になるということです。また、本年度の派遣を断られている北大と札幌医大にも、あらためて来年度の派遣を要請しています。 札医大は医学部教授らで構成する医師派遣調整部会で派遣について協議したほか、四つの内科医局に非常勤の派遣を打診しましたがどの医局も「年度の途中なので異動できない」などとして断った。札医大は新年度以降の医師派遣について、江別市からの要請を受けた上であらためて検討する見通し。 (2006/11/15) |
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「先進医療」の消費税を非課税に 厚生労働省は保険診療との併用を例外的に認める先端医療技術である「先進医療」の患者負担について、これまで課税対象としてきた消費税の取り扱いを見直し、非課税にすることを決めました。先進医療は欧米で認められていても国内では未承認の技術などが該当する。昨年夏に制度が始まったばかりで「内視鏡を使った泌尿器腫瘍の手術」など9技術が指定されています。 (2006/11/09) |
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カルテ開示、義務化から1年7ヶ月経過!!! セカンドオピニオン外来実施医療機関も増えてきましたが、条件としてカルテや検査資料(レントゲンフィルムや血液検査資料など)の提出が前提となります。個人情報保護法が全面施行され、カルテ開示が初めて法的義務となりましたが、いざとなると二の足を踏むことが多いようです。もう一度、基礎的なことをお知らせします。 1.カルテには、自分の病気の診断や受けた治療の内容、処方された薬の名前などが書いてありますから、医師に病気の説明を受けたのに、結局よく分からなかったような場合でもカルテのコピーをもらってしっかりと理解を深めることは、セカンドオピニオンのためばかりでなく納得のいく治療を進める上で大切なことです。なかなか短い診察の間では聞きたいことも聞けないケースが多いものです。事業者は、本人の求めに応じて、カルテのほか、手術記録、看護記録、エックス線写真、紹介状、調剤録など、保管しているすべての診療記録を開示しなければならないと個人情報保護法で定めているのです。開示の方法は「書面の交付」が基本で、カルテのコピーをもらうことがこれに当たります。請求できるのは原則的には本人(未成年者の場合は親も)で同意を得ていれば、家族や、委任を受けた代理人も請求できます。 2.開示を求める手続きの方法は、医療機関が決めることができ、医事課や総務課といった窓口で、書類に記入して申し込むのが一般的です。その際、開示を求める理由を患者が医療機関に伝える必要はまったくありません。開示手数料は、医療機関が「実費を勘案して合理的であると認められる範囲内」で設定でき、国立病院は1件あたり300円と決められています。 3.開示されない場合は、都道府県の相談窓口へ。 (2006/11/09) |
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マスコミで話題の夕張市立病院副院長室のブログです。 医師による個人サイトのご紹介 (2006/11/07) | ||||||||||||||||||||||
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「テニスエルボー」「野球ひじ」などスポーツによる上肢障害を専門に診る外来 北海道大学医学部付属病院(北区)では、スポーツ医学診療科以外にスポーツによる上肢の障害を専門に診る専門外来や下肢専門外来などがあります。こういった専門外来は、一般の人以外にも部活動でもよく見られる野球ひじやテニスひじで、靱帯が切れたり、神経が損傷を受けたりすることもある小中高校生にも安心を与えているようです。 専門外来 (2006/11/06) |
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財団法人日本医療評価機構の10月16日新規・更新認定道内分は、北成病院(北区)がVer4.0複合病院で新規取得いたしました。これで道内の認定病院は103医療機関になりました。 (2006/11/06) | ||||||||||||||||||||||
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最新医療 脳卒中の新しいリハビリ(CI療法Constraint induced movement therapy(脳卒中片まひの集中訓練)) 脳梗塞など脳卒中の後遺症で、左右どちらか一方の腕や足に運動障害が起こることが多いが、足のリハビリは歩けるようになることを目指すが、腕や手は、短時間のリハビリを毎日続けてもあまり効果がない場合、まひしていない腕で食事や字を書くことができるよう指導を切り替えることが多い。(利き手交換)これは、現在のリハビリの診療報酬ではリハビリに多くの時間を割くことが出来ないためでもあります。しかし、ある程度の条件が満たされれば、麻痺の腕に集中訓練(毎日5時間で2〜3週間で効果。まひした腕を使う訓練を毎日長時間、2、3週間かけて行うのがポイント)で、考えられなかった効果が上がることが実証されています。CI療法と呼ばれていますが、実施されているところは極めて限定されています。また、条件が満たされていなければできないなどの事もありますが、こういった集中的なリハビリによって、大脳皮質の麻痺していない部分が麻痺したところの機能の代替をするようになるということは、大きな希望が実証されたということでしょう。「脳細胞に柔軟性(可塑(かそ)性)があるため。集中的な訓練で、運動をつかさどる大脳皮質の障害のない部分が、障害のある領域の機能を果たすようになる」一般に、後遺症が出て時間が経過すると回復しにくいとされるが、発症後16年以上たっても、ある程度動くようになった例もあるということです。 CI療法 (2006/11/01) |
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来年4月の薬価改定改定を見送り 厚生労働省は、社会保障費の抑制を目的に、今年4月に引き下げた薬価を来春も改める検討を進めていたが、医薬品業界の反発考慮の考慮や社会保障費の削減目標を達成できるメドが付いたため来年4月の改定を見送る方針を固め、中央社会保険医療協議会(中医協)で11月初めにも正式に決める事としました。 (2006/10/30) |
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江別市立病院常勤医を1人確保!!! 江別市立病院では、内科の常勤医を1人確保し11月1日から月、水、金曜日の午前の外来診療に当たり現在休止している内科の入院も可能な範囲で受け入れていくという。(2006/10/25) |
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世界初!病院内を案内・受付するロボットが、会津中央病院に3台導入 財団法人温知会会津中央病院(福島県会津若松市 第三次救急救命センター、災害拠点病院指定、各種学会の認定施設、25診療科、930床の総合病院)は、ロボット開発企業株式会社テムザック(ロボット専業メーカーとして「人に役立つロボット」をコンセプトに開発・販売)と共同で世界に先駆け、最新鋭の受付案内ロボット3台(外来や病室までの経路をご案内したり、最寄りのエレベーターまで患者様の荷物を運んだりします)を開発導入いたしました。今週10月28日土曜日にロボット導入イベントが開催されます。---いゃあ、ついに時代もここまで来たんですね。おもちゃやアニメの世界から、ここ数年の間にパソコンが一気に高性能化して普及していったように新しいロボットの活躍の時代に入ってきたのかもしれませんね。かつては、鉄人28号、鉄腕アトムに胸を躍らせていたころから、マジンガーゼット、ガンダム、映画ではアイロボットと進み、万博のホンダ自動車の二足歩行ロボットに驚いていたかとおもえば、急速に進化しつづけていました。 (2006/10/24) |
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奈良の妊婦死亡で賛否両論 奈良県大淀町の町立大淀病院で、重体となった妊婦が19病院に搬送を断られた末、脳内出血で死亡した問題が、医師不足が急速に進む産科医の中でも賛否両論の意見が交わされている。また、行政への批判や捜査への不安も起きており、このような事態は「担い手の減少に拍車がかかる」との懸念もされています。異常な高額の給与よりも、医師一人では肉体的にも精神的にも問題が起きるのは明らかなのですから、根本的な仕組みの見直しを進めていかなければならないのではないでしょうか? (2006/10/24) |
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根室市が医師確保へプロジェクト 根室市は、市立根室病院移転改築、現状で常勤医不在が強いられ診察日の制限や診察科の停止などしている産婦人科をはじめとしたなどの診療体制確保を目的に、11月1日付で組織機構の一部を改める。長谷川俊輔市長が本部長を務める「医師確保プロジェクト」を立ち上げます。病院事務局、企画振興部など関係3部幹部が加わり石垣雅敏助役の直轄となる「対策室」には専任職員4人の配置を固めました。 (2006/10/23) |
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奈良県立奈良病院で産科医が超勤手当1億円と設備改善を要求 奈良県立奈良病院(奈良市)の産婦人科医5人が04、05年の超過勤務手当の未払い分として計約1億円の支払いと、医療設備の改善を求める申入書を県に提出。同病院の年間分娩数は05年度で572件。産婦人科関連の救急患者は年間約1300人にのぼり、産婦人科医が当直をした場合、1回2万円の当直料が支払われるが、当直の時間帯に手術や分娩を担当することも多いという。こうしたことから、当直料ではなく、超過勤務手当として支給されるべきで、04、05年の当直日数(131〜158日)から算出すると、計約1億700万円の不足分があるとした。現在9床の新生児集中治療室(NICU)の増床や、超音波検査のための機材の充実なども要求している。「1カ月の超過勤務は100時間超で、医師の体力は限界に近い。更新期限を過ぎた医療機器も少なくなく、これでは患者の命を救えない」と訴えており、県は、産科医を1人増員するなどの改善策に乗り出すとともに、医療設備の改善を検討しているが、超過勤務手当の支払いは、財政難のため、すべての要求に一度に応えるのは難しいとしています。 (2006/10/23) |
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奈良の妊婦死亡について 『奈良県大淀町の町立大淀病院で今年8月、出産中の妊婦が意識不明の重体に陥り、受け入れ先の病院を探したが、同県立医大付属病院など19病院に「ベッドが満床」などと拒否され、妊婦は約6時間後に約60キロ離れた大阪府吹田市の国立循環器病センターに搬送され、男児を出産したが、脳内出血のため8日後に死亡した。』という報道がされました。当初の報道では、『大淀病院の横沢一二三事務局長は「脳内出血を子癇発作と間違ったことは担当医が認めている」と話した。搬送が遅れたことについては「人員不足などを抱える今の病院のシステムでは、このような対応はやむを得なかった。補償も視野に遺族と話していきたい」としている。 しかし、実香さんの夫で会社員の晋輔さん(24)は「病院側は一生懸命やったと言うが、現場にいた家族はそうは感じていない」と話した。』とされました。 続いて、『夫の晋輔さん(24)は「実香が意識を失っても大淀病院の主治医は『単なる失神でしょう』と言って仮眠をとっていた。命を助けようという行動は一切見えなかった。決して許せない」と訴えている。』という報道が。 そして、奈良県医師会の産婦人科医会(約150人)が、同県橿原市内で臨時理事会を開き、「主治医の判断や処置にミスはなかった、との結論に達した」と発表しました。同医会の平野貞治会長は「失神とけいれんは、子癇でも脳内出血でも起こる症状で、見分けるのは困難。妊婦の最高血圧が高かったこともあり、子癇と考えるのが普通だ」と説明。「CTを撮らなかったのは妊婦の搬送を優先したためで、出席した理事らは『自分も同じ診断をする。また、このようなケースで警察に呼ばれるのなら、重症の妊婦の引き受け手がなくなってしまう』と話している」とも述べました。 亡くなられた女性、ご主人、お子さん、両親をはじめとするご親族のかたたちには言葉に出せない深い悲しみに慎んで哀悼の意を表します。現段階では色々な報道が錯綜していますのでコメントは控えさせていただきます。当面、入ってきた情報のみをお知らせしていきたいとおもいます。 20日の朝日新聞によると、『妊婦は意識を失った後、約1時間20分も治療を受けずに放置されていたことが、同病院の看護記録でわかった。主治医らは単なる失神と判断し、病床を離れていた。その後の激しいけいれんについても、主治医は妊娠中毒症患者が起こしやすい「子癇(しかん)」と診断。瞳孔の拡大など子癇とは異なる症状も出たが、脳を検査しなかったという。助産師が作成した分娩経過記録(パルトグラム)と看護日誌。それらによると、妊婦は出産予定日が過ぎた8月7日午前に入院したが、翌8日午前0時、「こめかみが痛い」と訴えて嘔吐(おうと)し、約15分後、「意識消失」した。当直の内科医が診察し、「失神でしょう」。主治医もその意見に従い、妊婦のそばを離れたとされる。だが、午前1時37分、妊婦は意識が戻らないまま手足が棒のように硬く突っ張る「強直性のけいれん」を起こし、「瞳孔開大」となった。駆けつけた主治医は、子癇発作に有効とされる薬剤を投与。緊急の帝王切開をするため、搬送先の病院を探し始めた。同4時半、妊婦は「呼吸困難」となり、酸素を送り込むための「挿管開始」。20分後、救急車で大阪府吹田市の国立循環器病センターに向けて搬送されたという。この看護記録を見た日本産科婦人科学会の専門医は「意識を失った患者には医師が付き添い、原因を調べなければならない。けいれんが起きるまで1時間以上放置したのは信じられない行為」と驚く。 さらに、「子癇の場合、妊婦のケースとは逆に瞳孔が狭まる傾向があり、手足が大きく震えるけいれんが伴う」と主治医の診断に疑問を呈し、「子癇と違う症状が出た時点で脳疾患を強く疑うべきだった。けいれんが収まった時点でCT(コンピューター断層撮影)検査ができたし、その時点で脳内出血が判明していれば、ここまで受け入れが拒否される事態にはならなかったのではないか」と指摘する。 妊婦の死後、遺族が主治医に、再び病床に戻るまでの1時間余、何をしていたのかを尋ねたところ、「仮眠室で寝ていました」と告げられたという。 大淀病院の横沢一二三(ひふみ)事務局長は「警察の捜査の関係もあり、現段階ではコメントできない」と話した。』 毎日新聞『診断不正確で遅れか 国立循環器病センターは「脳内出血と正確に診断されていれば、別の病院に打診し、もっと早く搬送先が見つかったはず。末原則幸・産科部長によると、8月8日午前2時半ごろ、大淀病院の依頼で搬送先を探していた県立医大病院から受け入れ打診の電話があった。「頭痛があり、子癇発作らしい」との内容だったが、脳内出血の可能性を示す症状の説明は一切なかった。同センターは満床だったため、要請を断った。」と指摘。大淀病院で「脳内出血」と診断されなかったことが、転送先の決定を遅らせた可能性がさらに強まった。また、大淀病院では内科医が、脳内出血かどうかを診断できるCT(コンピューター断層撮影)の必要性を主張したが、産科担当医が受け入れなかったという。 末原部長は「脳内出血で母親の命が危ないと分かっていれば、産科より救命救急センター、大学病院を中心に搬送依頼した。搬送先が決まるまで待つ時間があるなら、CTを撮る時間もあったのではないか」と指摘している。』 伊関友伸・城西大経営学部助教授のブログのコメントから『当夜の当直は外科系は整形外科医、内科系は内科医、産婦人科は奈良医大から派遣の当直医。 患者さんは午前0時に頭痛を訴えて失神、ただ痛みに対する反応(顔をしかめる)はあった。産婦人科当直医は念のため内科当直医に対診を依頼、内科医は「陣痛による失神でし ょう、経過を見ましょう」ということになった。しかしその後強直性の痙攣発作が出現し、血圧も収縮期が200mmHgになったので、子癇発作と判断、マグネゾールを投与し ながら産婦人科部長に連絡した。部長は午前1時37分、連絡してから約15分程で病院に到着。以後二人で治療にあたったが、状態が改善みられないため、午前1時50分、母 体搬送の決断を下し、奈良医大へ電話連絡を始めた。 午前2時、瞳孔散大を認めるも痛覚反応あり。血圧は148/70と安定してきた。この時点で頭部CTも考慮したが、放射線技師は当直していないし、CT室が分娩室よりかな り離れたところにあること、患者の移動の刺激による子癇の重積発作を恐れ、それよりも早く高次医療機関をさがして搬送するほうがよいと判断、電話をかけ続けたが、なかなか 搬送先がみつからない。 午前2時30分、産婦人科部長が家族に状況を説明、そのあいだにも大淀病院の当直医や奈良医大の当直医は大阪府をふくめて心当たりの病院に受け入れ依頼の電話をかけつづけ た。家族はここで「ベビーはあきらめるので、なんとか母体をたすけてほしい。ICUだけがある病院でもいい」と言ったので、NICUを持たない病院にまで搬送先の候補をひ ろげ、電話連絡をとろうとした。家族も消防署の知り合いを通じ、大阪府下の心当たりの病院に連絡をとって、受け入れを依頼した。この頃には産科病棟婦長(助産師)も来院、 手伝いはじめてくれた。大淀病院看護師OGで患者さんの親戚も来院し、多くの人が集まり始めた。けれども受け入れてくれる施設が見つからない。担当医は当直室(仮眠室)か ら絶望的な気分になりながら電話をかけ続けたし、大学の当直医は大学の救命救急部門にまで交渉に行ったが子癇は産婦人科の担当で、我々は対処できないと言うことで受け入れ 拒否された。午前4時30分、呼吸困難となり、内科医が挿管したが、その後自発呼吸ももどり、サチュレーションは98%と回復した。その後すぐに国立循環器病センターが受 け入れOKと連絡してきたので、直ちに救急車で搬送した。患者さんは循セン到着後CT検査等で脳内出血と診断され、直ちに帝王切開術と開頭術をうけたが、生児は得られたも のの脳出血部位が深く、結局意識が戻らないまま術後8日目の8月16日死亡された。』 (2006/10/23) |
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国の産科整備に遅れ、母子医療センター4県で計画未策定 緊急かつ高度な治療が必要な母子への対応を目的に、国が全都道府県で整備を目指す「総合周産期母子医療センター」が未整備の8県のうち、4県では計画が策定されておらず、残る4県でも08年3月の整備期限内に完了する見通しが立っていないことが報道されていました。国は、2008年3月までに総合周産期母子医療センターを整備するよう各都道府県に求めていて、現在、秋田、山形、岐阜、奈良、佐賀、長崎、宮崎、鹿児島の8県が未整備という状況でした。岐阜、佐賀、長崎、鹿児島は特定施設を同センターに指定する方針で、交渉などを進めていましたが、他の4県は(1)新生児集中治療室9床以上(2)母体・胎児の集中管理治療室(MFICU)6床以上などとする国の方針を満たす施設を整備する計画自体がなかったということでした。奈良県大淀町立大淀病院で意識不明となった妊婦が搬送先の病院で死亡した問題で、産科医療の体制不備が問題になっており、産科医の不足が全国的に問題となっている現状を考慮して取組んでもらいたいものです。 (2006/10/23) |
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おおっ!ついに、北海道で初雪が。 『22日(日曜日)に稚内と紋別で、道内平野部としては今季初の降雪を観測した』というニュースが流れました。平年より一日遅く、昨年より三日早い初雪だそうですが、やはり土曜日に見たような気がした雪虫は、そうだったんだと思いました。短い秋が通り過ぎ厳しい冬の到来です。天気の変わり目、風邪にお気を付けくださいね。(2006/10/23) |
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財団法人日本医療評価機構の9月25日新規・更新認定道内分は、小清水赤十字病院(小清水町)がVer4.0複合病院で新規取得いたしました。これで道内の認定病院は102医療機関になりました。 (2006/10/18) | ||||||||||||||||||||||
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高知の四万十市立市民病院でも医師不足でピンチ 四国高知の四万十市市立市民病院(130床)でも医師不足が深刻化して、医師確保に懸命だが、このままでは夜間の救急指定の返上を検討しなければならない状態といいます。やはり、臨床研修制度変更の影響で、徳島大医局への医師引き揚げが原因だそうです。背景には色々な事情があるのでしょうが、全国各地で主に自治体病院が、医師離れを起こしている現状は一体なんなのでしょうか?医師の絶対数が不足ということもいわれていますか、新しい臨床研修制度がスタートする前はこれほど大きな問題にはなっていませんでした。名義がしの問題が大きく取り上げられ、医局の力が減少したために、待遇・魅力・やりがい・研鑽など色々な面から影響が出てきているのではないでしょうか?医師側、行政側、住民側それぞれ問題点を抱えていたようにおもわれます。今後、上げられているこれらの問題点を取り上げていこうと考えています。(2006/10/16) |
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民主が自立支援法改正案で利用料1割負担の凍結! 民主党は、障害者の経済的負担の軽減を図るため、来年1月から当分の間、現行のサービス利用料の原則1割負担を凍結することなどを柱とした4月から施行された障害者自立支援法の改正案を国会に提出しました。これに伴い、利用者の所得に応じて負担額を設定する従来の応能負担に戻すとしました。『障害者自立支援法』というネーミングが期待させるものとは全く違った同法は、たくさんの反対があったにもかかわらず施行されていましたが、少し期待がもてそうです。単に予算削減の目的ではなく、本来の『障害者自立支援法』というネーミングに相応しい法の実施をしていきたいものです。(2006/10/16) |
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北大に研究施設、塩野義製薬と新薬開発へ提携 北海道大と塩野義製薬(本社・大阪市)は、同社が北大構内に研究施設を建設し、新薬開発の共同研究を行うことで基本合意しました。07年春に着工し、08年4月から運用を始める。同大先端生命科学研究院の教授陣と同社研究スタッフが糖尿病治療用のインスリンなどたんぱく質製剤の開発に当たる。民間企業が国立大学法人に研究施設を作るのは初めて。施設は北大先端生命科学研究院のある次世代ポストゲノム研究棟近くに建てる。4階建て、延べ床面積2700平方メートル。同社が建設費や土地賃貸料を全額支払い、定期借地契約が切れる20年後に北大に無償譲渡する。北大の約80人と同社の約20人の計100人が研究に参加する。(2006/10/12) |
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札幌医大が幹細胞を使って脳神経細胞の再生を促す国内初の脳梗塞の治療を月内にも実施 札幌医大の宝金清博教授らの研究グループは、患者本人の骨髄の幹細胞を使って脳神経細胞の再生を促す国内初の脳梗塞の治療を月内にも実施するとのことです。 治療は脳梗塞の患者の骨盤から骨髄液を採取し、幹細胞を抽出。この幹細胞を数週間かけて培養し、腕に点滴で戻す。脳に達した幹細胞から放出されたタンパク質の一種「サイトカイン」が血管や神経の再生を促すという。脳梗塞を発症して2週間後のラットに、幹細胞を移植した結果、運動機能が回復。移植しないラットに比べ約2、3割速く走った。実験では脳梗塞発症直後のラットほど効果があったといいます。 (2006/10/12) |
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NTT東日本病院(中央区)にインターネットで患者の診療情報提供書(紹介状)を受け取る仕組みが NTT東日本病院(中央区)は、連携する札幌市内の282診療所からインターネットで患者の診療情報提供書(紹介状)を受け取る仕組みを来年3月までに作るということです。従来は、診療所が手書きで所定の用紙に書き込みファクスで送っていました。このシステムは、各診療所が専用のパスワードを持ち、紹介状を入力できる専用ホームページから患者の病名や予約希望日を打ち込み、ネット回線を通じて送信するというもので、今後は診療所での診察情報やレントゲンといった画像データもネットで送受信できるよう検討するということです。しかし、電子カルテの共有については、セキュリティー確保が難しいことから見送る方針です。 (2006/10/07) |
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![]() ![]() 伊関城西大経営学部助教授のブログ |
瀬棚国保医科診療所前所長の村上智彦さんが!!! 五人の常勤医のうち、院長を含む二人の医師が辞表を提出している夕張市立総合病院の医師確保をめぐり、瀬棚国保医科診療所前所長の村上智彦さん(45)が、夕張での勤務に前向きな姿勢を示していることが伝えられました。夕張市の病院経営アドバイザーを務める伊関友伸・城西大経営学部助教授が夕張赴任を打診したところ、「非常に前向きな回答を得た」ということです。(2006/10/07) |
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夕張市が、市立総合病院の運営委託先を公募 夕張市は、遅くとも年内に委託業者を決めたい考えで市立総合病院の運営委託先を公募することを決めました。民間委託を進める組織は市助役や道職員、医療アドバイザーら7人で構成し、来週中に初会合を開き、診療科目や病床数、市一般会計からの資金拠出の有無など詳細を詰めた上で募集していく予定です。(2006/10/07) |
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厚生労働省が健康保険証に二次元コード義務付けへ 厚生労働省は、医療機関が誤った加入者名をレセプトに記入するといったミスを減らすことや、健康保険の期限切れなども窓口で瞬時に把握できるように二次元バーコードを健康保険証に付けるよう、市町村や健康保険組合などの保険運営者に義務付ける方針を固めました。 (2006/10/04) |
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「がん対策情報センター」が10月1日から、国立がんセンターに開設 患者や家族らにがんに関する情報を提供し、地域の拠点病院への支援も行う「がん対策情報センター」が10月1日、国立がんセンター(東京都中央区)に開設されました。どんな治療法があり、どこで受けられるのかなどを知りたい」という患者側からの要望に応え、米国立がん研究所が提供している情報を紹介し、日本で行われている治療法との相違点を解説したり代替療法や全国の病院で行われる臨床試験も掲載するということです。また地方のがん専門病院で診断が困難なケースに関する相談を受けるなど、地域支援の機能を持っているのも特徴で、今後エックス線画像などを地域の病院から受け付けて、がんセンター内外の専門家が遠隔診断できるようネットワークを整備していきます。 (2006/10/02) |
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10月1日から高齢者医療の自己負担増など生活に身近な社会保障分野の新制度がスタート 医療費の抑制を主な目的とした医療制度改革関連法の一部が、10月1日から施行されました。医療分野では、現役並み所得がある70歳以上は窓口負担が2割から3割に上がり長期療養の療養病床で入院する70歳以上の患者は、食費や光熱費など居住にかかる費用が原則、自己負担になる。相部屋利用の場合、現在月額2万4000円(食材費に相当)が月額5万2000円となる。難病や人工呼吸器が必要な患者は負担を据え置く。また、少子化対策では出産育児一時金が30万円から35万円にアップします。 (2006/10/02)
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江別市立病院併設の夜間急病診療所が夜間急病センターに 江別市立病院併設の夜間急病診療所が常勤医の過重負担となり、医師流出の一因になっていましたが、10月1日より市役所の錦町別館に移転し、夜間急病センターとなります。夜間急病診療所は2次救急医療施設の市立病院に併設され専任医師と北大医学部の派遣医師、江別医師会の内科・小児科の開業医が交代で担当していましたが、夜間の当直に入っていた市立病院の内科医から「負担が重い」と改善要求が出ていました。しかし、市が改善策を示さなかったため、内科医の流出が相次ぎ、ご存知のように9月末で常勤医がゼロになる異常事態になり市は4月に急きょ、夜診の分離・独立を打ち出していました。錦町別館の夜間急病センターは午後7時から翌朝7時までの診療で年中無休。内科・小児科の応急処置が基本の1次救急医療を担いますが、2次救急医療には対応できなくなります。市民のコンビニ感覚での夜間急病診療所の利用の仕方にも問題があったようです。行政・市民・医師が一体となって新しい形をつくっていって欲しいものです。(2006/9/30)F |
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診療報酬詐欺で病院事務職員も逮捕 診療報酬約160万円をだまし取ったとして、札幌地検特別刑事部は詐欺などの疑いで、事務を委託していた北見市の医療法人小助川クリニックの事務職員清野康司容疑者(38)が逮捕されました。清野容疑者は昨年6月、札幌市の診療報酬事務代行会社「診療報酬分析センター」社長成田光範容疑者(55)同容疑で逮捕らと共謀し、成田容疑者の部下の元社員(38)が小助川クリニックで診療を受けたように装い、虚偽の診療報酬請求書を北海道社会保険診療報酬支払基金に提出し約160万円を振り込ませだまし取るなどした疑い。(2006/9/28) |
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江別市立病院の常勤医退職問題で市長らを減給処分 江別市立病院の常勤医退職問題で、小川公人市長は「医師確保に全力を傾けているが、この間、病院開設者として、市民に不安と動揺を与え、患者に転院という負担を強いた責任を明らかにしたい。市長を補佐する中川正志助役の責任も免れない。病院設置者としての責任を明らかにする」として10月から市長給与の50%、助役給与の30%を半年間減給する処分案を提案し、全会一致で可決されました。(2006/9/28) |
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5月に放送されたETV特集「ある地域医療の“挫折”〜北海道せたな町〜」は、その後多くの問題提起をしてきましたが、相も変わらず日本の地域医療が崩壊していく昨今、今後の医療の進め方をめぐって試行錯誤する北海道せたな町瀬棚診療所のその後の様子や医師の退職に揺れる江別市、京都府舞鶴市、兵庫県養父市などのリポートが10月7日(土曜日)「地域医療 崩壊」が「ETV特集」NHK教育テレビ夜10時〜11:30に放送されます。是非、ご覧になってください。 (2006/9/27) | ||||||||||||||||||||||
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医師給与の高騰 夕張市が夕張市立総合病院の医師公募で、自治体病院に勤める医師給与の平均を大きく上回り、これまでより五百万円高くした「年間二千二百万円」を示したことが、大きな波紋を投げかけています。総務省によると、全国の自治体病院の医師一人当たり給与額は、年間千四百九十万円で町村が千七百六十七万円と最も多いということです。先の市立根室病院では、30歳から60歳で1,577万円から2,950万円で募集をしています。こうした高給の提示が、地域医療に医師を引き付けるためには、高給だけではムリだとの意見がある一方で地域医療を守るためには「高給」という条件が増すことも十分考えられます。条件の悪い土地で働く医師には経済原理として、適正な金額の給与が払われるべきですが、適正と一時しのぎの異常な高給だけで雇用するというのは(どことは---)違います。ちなみに、問題となっている江別市立病院は、平均年齢46歳で平均経験年数20年の医師の平均給与は基本給598,841円 手当 667,343円 合計1,266,184円で道内の他の自治体病院と比較すると月額14万近く低いようです。しかも、既報のとおり厳しい労働条件だったようです。 (2006/9/27) |
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新市立病院建設をめぐって、問題点を置き去りにしたまま早期着工を承認!!! は9月6日(水)から開会中だった小樽市議会(中畑恒雄議長)第3回定例会が、25日(月)に最終日を迎えましたが、市街中心地か築港地区かでの選択や規模の問題、運営における採算を初めとした多くの問題点が提起される中、早期着工が賛成多数で認められることになったという不可解ともいえる結果になりました。共産党と森井議員(平成会)BLOGのみが反対の立場を表明したようですが、具体的な提案に欠けていた為に、問題を認識しながらもこのような結果に終わってしまったようです。しかし、あまりにも巨額な資金と小樽財政の現状、医師不足などの医療の現状を考えると不安を感じてしまいますが、どうなのでしようか??? (2006/9/27) |
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小川公人江別市長、江別市立病院の内科常勤医退職問題で 江別市立病院の内科系常勤医が今月末でいなくなる問題で、小川公人市長は「今月か来月を区切りに医師確保の成否のいかんを問わず、自らに制裁処分を科す」と、自らを処分する方針を明らかにしました。 (2006/9/27) |
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市立根室病院で、分娩や産婦人科の入院診療が9月からできなくなりました!!! 『市立根室病院では、分娩や産婦人科の入院診療が9月からできなくなる』という記事を以前にお伝えしましたが、やはり危惧していた事態になっていました。HPには「【産婦人科】 平成18年9月から産婦人科の外来診療は、毎週火曜日と木曜日の週2日、釧路赤十字病院産婦人科の派遣医師による診療となり、他の曜日は産婦人科医師が不在となります。 このため、市立根室病院では、分娩や産婦人科の入院診療ができなくなります。 市民の皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。(産婦人科について本年8月末をもち通年(短期出張医で365日)派遣を受けていた産婦人科医師の派遣中止により、9月から毎週火・木曜日の外来診療のみとなり、当市での分娩や入院治療ができなくなりました。 産婦人科は、医師2名以上の複数名体制が必要と判断しておりますことから、常勤の産婦人科医師1名の確保ができましたら、従来の産婦人科医師派遣大学に対しまして、9月以降の外来診療日数(曜日)の拡大を要請し1人体制となる期間を短縮することや、通年(短期出張医で365日)派遣医師1名の派遣など2名体制での勤務となるよう協力に要請してまいります。)」とのお知らせが、そして消化器外来も9月末をもって休診となります。 以前のニュース・トピックス (2006/9/27) |
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??? 小樽新病院の建設が築港で承認されるようですが、先だっての市民フォーラムの声は届かなかったのでしようか?確かに老朽化している上に、二つに分かれている現在の体制は多くの問題を含んでいます。しかし、現在の医療状況の中での場所や規模・内容についての再考は、市民・学識者・医師会などの意見を全く取り入れず、数年前の計画のまま突っ走ろうとしています。厳しい経済環境にある小樽市において、なぜこのような形で話が進められているのか不思議でなりません。小樽市が現在構想している計画のままでの新病院建設に共産党以外の民主党・市民連合、平成会、自民党、公明党の4会派が賛成したことになります。『古い建物では、医師が集まらない』といっていますが、近代的な建物ので立派な設備を備えた江別市立病院で医師が次々と辞めている状況はどうとらえているのでしようか?市議会議員は、個々としては巨大な総合病院よりも特色ある連携を強化した新病院が適当と考えている人が多いようなのですが、個人としての意見より『党』としての意見が優先化されて、当初の計画に邁進しているようにみえます。本当にこのままでいいのですか?と思ってしまいます。 (2006/9/24) |
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新病院の建設をめぐる陳情を審議する、市立病院調査特別委員会が9月21日新病院建設を承認 新病院の建設をめぐる陳情を審議する、市立病院調査特別委員会が市の資料配布・説明が、野党を外したため空転し9月21日(木)に異例の夜間委員会として開かれました。市が、与党だけに配布した課題整理の資料は、新病院の規模・機能等、建設場所、財政負担などについて整理したもので、以前にお知らせしていた市民フォーラムで出た意見の内容なども触れています。<資料>委員会は、「新市立病院新築計画建設候補地について」の陳情15件と、「新小樽病院の現在地もしくは中心部への建設方について」の陳情1件の計16件を賛成少数で不採択とし、付託された「市立小樽病院の統合新築の早期実現方について」と「新市立小樽病院建設の早期着工方について」の陳情2件を賛成多数と全会一致で採択しました。小樽市議会では、新市立病院を築港地区で早期着工することが承認されることになり、9月25日(月)開会の本会議で決定される見込みです。 (2006/9/24) |
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ジュースでアルツハイマー病のリスク軽減 フルーツジュースや野菜ジュースをよく飲む人は、アルツハイマー病の発症リスクが大幅に低いことが米Vanderbiltバンダービルト大学(テネシー州)医学部助教授Qi Dai博士により示されました。これは抗酸化物質の中でも特に強力であるポリフェノールによる効果だといいます。しかし、どのジュース、どのポリフェノールが特に高い効果をもたらすのかについては、さらに研究を重ねる必要があるということです。 (2006/9/22) |
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旭川医科大学の逆転敗訴確定 旭川医科大学で心臓の先天性疾患治療を受けていた同市内の女児が障害を負ったのは診断ミスが原因だとして、女児と両親が大学に計約6200万円の損害賠償を求めた訴訟は、両親側の請求を棄却した1審判決を変更し、大学に計約4200万円の賠償を命じた2審札幌高裁判決が確定しました。「症状などから感染性心内膜炎を早くに疑い、すぐに詳しい検査をすれば障害が残らなかった可能性がある」と判断した結果です。 (2006/9/22) |
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やはり産婦人科医もゼロに江別市立病院 江別市立病院で、現在2人いる常勤産婦人科医も来春までに退職することが判明しました。1人は派遣元の金沢医大医局に北海道大医局からの1人も年度末で派遣を打ち切られることとなりました。札幌に近いことから派遣の要請に応えるのは難しいようです。 (2006/9/22) |
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財団法人日本医療評価機構の8月21日新規・更新認定道内分は、大谷地病院(厚別区)がVer5.0精神病院で新規取得いたしました。これで道内の認定病院は101医療機関になりました。 (2006/9/22) | ||||||||||||||||||||||
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先日、TVで老人ホームで認知症の高齢者の症状改善に昭和レトロの 全国各地で『昭和レトロ』をテーマにしたものが大流行です。まんが『三丁目の夕日』は、映画化されて大ヒットとなりました。全国あちらこちらで、ラーメン街や居酒屋・雑貨屋・駄菓子屋などの街並みを再現したテーマパークもどこも大賑わいのようですが、つい最近TVである老人ホームで施設の一部にまるでテーマパークのように昔の駄菓子屋や家の居間などを再現した一角を設けており、認知症の症状の改善に大きな効果をあげている事例を紹介していました。確かにお年よりは、最近のことよりも昔の記憶が鮮明に残っていることを耳にします。昔懐かしい雰囲気の中で色々と思い出すことは、今流行の脳の活性化にとてもいいような気がします。費用もあまりかからないと思いますし、癒しの効果は大きいのでは?小樽の南小樽病院では、癒しと安らぎの森「妖精の森」があり全国でもめずらしいユニークな病院施設として知られています。これは、ゲームメーカー大手、株式会社ナムコの企画・プロデュースで、楽しく遊びながら、機能回復を進められるユニークなリハビリマシーンで本物のボウリングが味わえる「ファミリーボウル」や次々に出現するワニを叩くゲーム「ワニワニパニック2」、飴取りゲーム「スウィートランドIII」、顔のある不思議な木の枝に輪投げをして遊ぶ「マンドレークリング」、目標回数を渡り歩くと「妖精の森」の仙人から本日のお告げがかけられる「トロールの吊り橋」などで楽しみながらリハビリが実践できるようになっていますよ。 (2006/9/18) |
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札幌でも10月から医療不審死、第三者が原因究明 札幌でも10月から診療行為中に死亡した患者の死因を第三者機関が究明する厚生労働省のモデル事業が始まります。医療ミスと断定できないが、診療行為との関連が疑われる「医療関連死」について、中立的立場の医師が解剖して死因を検証し、報告書を病院と患者双方に開示する。この事業は既に昨年9月以降、東京都を初めとして6都府県で始まっており、札幌市は全国7番目のモデル地区となります。モデル事業は、札幌市内の病院が患者の遺族に対し、第三者機関による調査が受けられることを説明し、遺族側が同意した場合に適用される。病院から調査依頼を受けた第三者機関は約3か月後、病院と遺族双方が同席した場で評価結果を報告するということです。第三者機関は札幌の場合、NPO法人札幌診断病理学センター(札幌市中央区)が事務局を担当。中心を担う「統合調整医」は松本博志・札幌医大教授(法医学)、加藤紘之・KKR斗南病院院長(外科)、島本和明・札幌医大病院院長(内科)、今村正克・同センター理事長(解剖医)という専門別の4人で構成され解剖は、北海道大か札医大のいずれかで実施。臨床的な評価は、国内38の各医学会から推薦された約270人の「臨床評価医」のうち、その死亡例と専門分野が一致する医師数人が担当するということです。「札幌地域モデル事業」は、全道を対象にすることが地理的に困難なため、初めて市単位での実施となる。期間は10年3月末までの3年半。 (2006/9/18) |
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誤って規定の5倍の量のワクチンを投与 釧路市は、別診療所の医師がジフテリアと破傷風の2種混合ワクチンを市立音別小学校の5、6年の児童に接種した際に規定量が0.1ミリリットルだったのに5倍の0.5ミリリットルを誤って投与されていたと発表しました。 (2006/9/18) |
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西成病院(手稲区)で5人が結核集団感染 札幌市は西成病院(手稲区)で入院していた80代の女性患者と家族、職員ら計5人が結核に集団感染したと発表しました。 (2006/9/18) |
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『いびきや無呼吸を指摘されたことはありませんか?』花田病院(美唄)が睡眠時無呼吸外来を始めました。 専門外来(睡眠時無呼吸) (2006/9/16) | ||||||||||||||||||||||
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フィリピン人看護師ら受け入れ 厚生労働省は日本とフィリピンが署名した経済連携協定(EPA)に基づき、フィリピン人看護師(400人)・介護福祉士(600人)の人数枠を、2年間で最大1000人とすると発表しました。対象者は、フィリピンでの看護師や介護福祉士の資格を持つ人で、6か月間の日本語研修を経てたのち日本の病院や介護施設などに就労し、日本人と同等以上の報酬が約束されます。その後、看護師は3年、介護福祉士は4年の期限内に日本の国家試験に合格できなければ、フィリピンへ帰国することとなり国家資格を取得すれば、希望する限り日本で働き続けることができるということです。実際の受け入れが始まるのは来年度前半になる見込みです。3年目以降は、実施状況によって見直すということです。また、EPAについては昨年、タイとの間でも介護福祉士受け入れを大枠で合意しており、今後、ほかのアジア諸国についても条件を詰めていく考えです。 (2006/9/13) |
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市立小樽病院の新市立病院構想フォーラムについてU 市立小樽病院の新市立病院構想フォーラムでのお知らせを先日いたしましたが(8月25日)、その後小樽の医療機関の方とお話しする機会があり、夕張市立総合病院や江別市立病院などを初めとして問題になっている地域の二の舞にならないようにするための市立小樽病院の在り方ということについて聞かせていただきました。行政側、住民側、地元医師会を中心とした医療機関側がしっかりとした連携を組んでこの大きな問題に取組まなければいけないというのに、現状はどうも対立とまではいかなくてもバラバラな感がぬぐえません。 小樽商科大学の片桐教授が出席していることから同窓会ホームページ「母校ニュース」で記事が取り上げられていますのでご覧になってください。ご意見は、掲示板にお願いいたします。 小樽商科大学HP 同窓会本部HP 同窓会札幌支部HP (2006/9/11) |
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来春から旭川医科大学が不妊専門医の派遣中止で十勝管内では特定不妊治療が受けられなくなる可能性が 旭川医科大学が、慶愛病院(帯広)に対し、「新人医師の臨床研修制度で、医局に残る産科医が不足しており、(医師の再配置の結果)専門医を派遣する余裕がなくなった」とのことで特定不妊治療の専門医派遣を本年度で中止すると伝えており十勝地域での特定不妊治療が受けられなくなる可能性が出てきました。慶愛病院(帯広)は、道の認定を受けた十勝管内で唯一の指定機関で、この10年間に、体外受精で約二百人、顕微授精で約五十人の計約二百五十人が出産に成功しており、現在も約百人が特定不妊治療のため通院しているといいます。 (2006/9/11) |
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フィリピンと「経済連携協定」締結で看護師を条件付き受け入れ 小泉首相はフィリピンのアロヨ大統領と会談し、経済連携協定(EPA Economic Partnership Agreementの略)を締結しました。協定は、物品貿易の関税撤廃など13分野で連携を強化する内容で、日本側はフィリピンの看護師と介護福祉士を、日本の国家資格の取得を条件に一定の枠内で受け入れることとし、初めて日本が、EPAに労働市場の一部開放を盛り込みました。看護師などの受け入れには、日本の業界団体や厚生労働省が「若者や女性の雇用機会の喪失につながる」などと強く反対したが、看護師不足が深刻な日本と、海外での外貨獲得を目指すフィリピンの思惑が重なったことなどで、政府は最終的に条件付き(フィリピンの看護師資格保有者や四年制大学卒業者など一定の資格者を対象に候補者を選抜。日本に受け入れ、語学研修受講などを条件に就労を認め、日本の看護師、介護福祉士の国家試験に合格した人について在留期間を延長する)で容認し早ければ来春にも発効することになります。 (2006/9/11) |
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夕張市立総合病院の再建に関し、夕張市は公設民営で再建か 約四十億円の赤字を抱える夕張市立総合病院の再建に関し、夕張市は、「公設民営」を軸に再建計画を検討する方針を固めました。現在は道内平均より低い医師給与を、平均以上に増額しての医師公募に着手していますが、五人の常勤医のうち、院長を含む二人の医師がすでに辞表を提出しており医療職がいったん解雇される公設民営化も避けられないようです。 「公設民営」は、一般には「地方公共団体が施設を所有し、運営を民間に委ねる」というように公共と民間の共同事業形態の一つとして位置づけることができます。最近は、地方財政の破綻とその改革のひとつの選択肢として捉えられており、公共施設の運営を委託していた自治体の外郭団体への運営費補助を削減するために、「利用料金制度」を適用し、外郭団体の経営努力を引き出そうという動きなどが主にみられます。 (2006/9/11) |
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江別市立病院で、今度はお産中止? 江別市立病院では、産婦人科の常勤医(現行3人体制)の一人が北海道大医学部産科医局の意向で、(帯広厚生病院産婦人科の常勤医が1人退職することになったため)に異動することになりました。このことにより、今まで24時間態勢で当たってきたが、2人では手が回らず、出産に対応できなくなるということですが、ご存知のように産婦人科医は全国的に不足となっており、見通しは難しいものがありそうです。泣きっ面に鉢とは。 (2006/9/07) |
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夕張市が、病院再生の第1歩として、医師給与の抜本的な見直しを行い、「内科の医師」を募集 北海道平均から300万円近く低いと指摘されていて、正当な評価が問題となっていた医師の給与体系が見直され、新しく下記のように「内科医」の募集も開始されました。(現在勤務されておられる医師の方々にも新しい給料体系は適用されます) 勤務条件 夕張市地域情報 ○募集科目 内科医師 若干名 ○募集年齢 26歳から70歳まで(66歳から70歳までは嘱託医師での採用となります。) ○勤務開始日 随時受付を行い勤務可能日より開始します。 ○勤務条件 給与:医歴の年数により給与が決定されます。 おおよそは 医歴 5年の場合 税込年収 約1,500万円 医歴15年の場合 税込年収 約2,200万円 医歴20年の場合 税込年収 約2,500万円 ※ 嘱託医師(65歳以上)については別途相談します。 勤務日・時間:月〜金曜日 8:45〜17:15 休日:週休2日(土曜、日曜)、祝日、年末年始 休暇:夏季休暇3日、年末年始6日及び年次有給休 暇を20日(勤務年数により20日以上となります。) ○提出書類 (1) 医師免許書写し (2) 市販の履歴書に内容を記入し、写真添付 ○申 込 先 068-0402 夕張市社光6番地 夕張市立総合病院事務部(TEL 0123−52−4339) (2006/9/07) |
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夕張市が「夕張市における財政再建の基本的な考え方について」を公表しました。 病院事業の見直し (1) 「公営企業再建計画」による抜本的な医療・経営改革に取り組む。 (2) 他の医療機関との連携を図るとともに、必要最小限の医療機能を存続させることを基本に、経営改革に取り組む。 (3) 不良債務の計画的解消を図る。 下記のリンクサイトから確認できますが、???ですね。病院内に「病院改革室」ができたということですので、改革のスタートが本格的に始まりましたね。 (2006/9/06) 夕張市地域情報 |
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重粒子線治療で、がん治療に光 少ない副作用、治療者急増 独立行政法人「放射線医学総合研究所」(放医研)が94年に世界で先駆けて始めた重粒子線治療(加速器を使って光速に近い速度まで加速した炭素イオンを病巣にあて、がん細胞を壊すもので世界で3カ所目、陽子線を使った治療も2003年から始めており、両方が利用できる医療施設は世界初)は、少ない副作用と、手術が困難な、がん患者にも効果的にがん細胞をたたく点が特徴ということ(エックス線などに比べ重粒子線や陽子線による治療は、がんの周辺の正常組織に与える影響が小さく、痛みや副作用も少ないとされる。特に重粒子線はがん細胞の殺傷能力が高く、体の奥にありこれまで治療が難しかった骨肉腫などにも効果があるといいます)で患者数も増えており、現在、この治療が実施されているのは、放医研と兵庫県立粒子線医療センターの2カ所のみですが、今後は全国的にも治療施設が広まりそうです。しかし、陽子線治療、炭素イオン線治療とも、高度先進医療の適用となっていますが、粒子線治療費(288万3千円)以外は、健康保険診療となり患者さんの自己負担総額は約300万円程かかるということです。今までは、サッカー場ほどの大きさがあった装置を縦60メートル、横50メートルに小型化することに成功したということで約330億円かかった建設費用も約100億円に圧縮されるということだそうなので自己負担金額ももっと低くなるように、そして全国各地で受けれるチャンスが広がることを期待します。群馬大では、小型化された装置の建設準備が始まったそうですよ。 (2006/9/06) |
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江別市立病院内科系の医師七人が相次いで辞職のその後 江別市は北大第一内科に出張医の派遣を要請し、十月一日から週四回の外来診療を行うことが決まりました。このことにより、週四回の内科の外来診療が行われることになりました。江別市立病院が一刻も早く魅力ある病院に再生してくれることを期待します。 (2006/9/03) |
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『あの報酬5520万円の契約延長交渉が難航』のその後 市立尾鷲総合病院の5520万円の報酬で確保した産婦人科医との契約延長交渉が決裂してしまいました。伊藤允久市長は。「市として提示額を現行の5520万円まで譲歩したが、休日かそれに見合う補償の部分で折り合いが付かなかった」とし、男性医師(55)が「心身ともに疲れ、休みたい。一部の議員の批判的な発言(市議会での「4800万円では他の医師がむくれる」という市議の発言)で気持ちの糸が切れてしまった」と話していることも明かしました。市は、8月末日の契約切れを前に、給与面などほかの医師との格差(他の診療科医の給与(年平均1500万円)との格差が大きいこと)や出産数の減少(年間出産数が医師着任前の1年と比べて着任後は約80人減って赤字幅が約2700万円増えたこと)などを理由に4800万円への減額を要求した。しかし、男性医師は過酷な勤務実態(男性医師は昨年9月から約150回の出産をこなし、休みは年末の2日間だけだったという。)を理由に、現行額の維持と月1回の週末休みかそれに代わる補償を求め、交渉は難航していました。これにより、10月以降は産科休診を余儀なくされる可能性が高くなりました。 報酬の件は、法外に高額とはいえ雇用の時点での市との取り決めであり、いまさら他の医師との比較うんぬんを市側が言い出すのもおかしな話ですし(世間がびっくりしてニュースになったぐらいです)、一人の体制では過酷な労働になるのは市側も医師もわかるはずです。まさにどちらもどちらですね。医療事故が起きなかったのが幸いだったともいえます。こんな状況をいつまで継続しようとしているのでしようか?住民側、第三者からの意見もとりいれて根本的な対応に取組む必要がありますね。 (2006/9/03) |