脳出血による障害の手記 
「もういちど 歩き出そう」      

第20話  脳の神経回路は再建される!パート3

今日、また保存し皆さんに見てもらいたいニュースを目にしました。
昨年の1月に脳腫瘍による除去手術の途中に昏睡状態に陥ってしまい、およそ1年後の4月1日に意識を取り戻したそうです。
医師団の見解によると、脳の神経細胞が順応してきたことと失った機能を補う神経回路が再建されたためではないかとみています。
私も色々な文献やインターネットなどで「脳」についての情報を調べてきました。
しかし、医学上の表現としては「脳はダメージを負うと再生はしない」という悲観的なものばかりでした。 
ただ、希望としていろいろな方の「体験記」によると100%とはいきませんがかなり回復している方もおられます。
私も1年8ヶ月が経過しましたが、確かに回復?の度合いは、けがをしたときのリハビリーとは違って非常に微妙です。
しかし、わずかかもしれませんが感覚などもひどいしびれから回復してきています。
このような記事や情報はリハビリーを続けている人たちにどれだけ可能性や励みになるかわかりません。
以下に記事を記載しておきます。

2003.04.08

  - AP
  カリフォルニア州タスティン(AP) 昨年1月に男児を出産したが、悪性の脳腫瘍(しゅよう)のために昏睡状態に陥っていた17歳の女性が1年ぶりに目覚めた。1日、音に反応したのが確認され、6日にはテレビのインタビューにも応じた。 この女性はヘシカ・ディアズさん。ヘシカさんは昨年1月13日、男児フリオちゃんを出産したが、その時点で腫瘍が大きくなっており、片目は失明、もう片方も視力がほとんどない状態だった。 医師団は出産翌日の14日に腫瘍を除去する手術をしたが、手術から10分後にヘシカさんは昏睡状態になった。ところが今年4月1日、ヘシカさんの母エバさんが、病室に入ろうとノックしたところ、ヘシカさんが首を傾けて反応した。ヘシカさんは腕を挙げることはできるようになったが、笑ったり、話したり、歩いたりはできない。意思疎通は黒目を動かして行う。黒目を1回動かしたら「ノー」で、2回動かしたら「イエス」だ。6日、ロサンゼルスのテレビ局KCBSがヘシカさんのインタビューをした。インタビューで「昏睡している間、ベッドサイドにお母さんがいることに気付いていたか」と問われ、ヘシカさんは、黒目を2回動かして「イエス」と答えた。
  医師団はヘシカさんの回復の理由について、脳の神経細胞が頭蓋内圧に順応してきたことと、切除した部分の機能を補う神経回路が再建されたためではないかとみている。



(2003年04月08日)
  グリアTOP

  ・手記トップへ戻る ・前のページ ・次のページ

     メール    「脳出血による障害の手記」の掲示板