脳出血による障害の手記 
「もういちど 歩き出そう」      

第16話 退院して1年がたちました!

三ヶ月ぶりの更新です。特に体調が悪いとか、精神的に落ち込んでいたというわけではないのですが、何を書いたら良いのかわからなくなっていました。退院してから1年がたってもう一度自分のこれからを考え直すと共に新に思い出したことを追記することにします。そして、一年前の状況の比較を行うことによって新たなリハビリーの意欲を取り戻そうと思います。

比較表

内容項目 退院時2001年12月(発病後5ヶ月) 退院後1年2002年12月
右頬・唇等の痺れ 強く感じる/違和感が大きい 一割程度の違和感改善/思ったより慣れない
発声・言語麻痺 自分ではサ行など一部に麻痺のため発声しにくい
言葉があるのは感じていた。会話も一部聞き取りにくかったらしい。
まだ話し難いが、大分改善されたように思うし、評価もうける。
以前は、タクシーなどにのっていく先を告げるのも緊張していたが、いまはよくなってきた。
右肩の痛み 起きている時は特に感じなかった。
痛みは起きるが、右手を上げることはできる。
寝返りをうつとき、右肩が置いて行かれることがだんだんなくなってきた。
右肩の付け根の痛みは依然としてあるが、一年前より若干
(慣れのせいか?)よくなった。マッサージ・体操などによる筋の硬直を改善するよう心がける。
右手の痺れ まだ、手全体が脹れており握ったときに手のむくみを感じる。
寒さを強く感じる。手袋が必需品となる。
夜など、痛みが強く洗面器に熱いお湯を入れ手を浸し痛みをやわらげる。
手の脹れ・むくみはなくなる。痛みも改善された。
疲れたときなど痛みは起きるが、洗面器治療?はまだやっていない。
手袋も去年ほど必要を感じない。
キーボードもコントロールが良くなったせいか、ゆっくりなら両手が使えるようになった。
指の感覚 全体にジーンと痺れており、輪ゴムで指をきつく縛ったような痛みが常にあった。 小指、薬指、中指の順に感覚が戻ってきており痛みもほとんどない。
人差し指と親指はまだ痺れ・痛みが強い。
足の感覚 痛みや痺れの感覚はない。
安静時にビクッビクッという痙攣?のような症状がよくおきていた。
同じく痛み・痺れはなし。夏の間の自転車訓練により脚力がついたようにおもわれる。
痙攣は、全く無くなった訳ではないがほとんど起こらなくなった。
歩行について 杖は使わずに歩くが、バランスがうまくとれない。
歩くとき、患側の足がベタベタ・ドタドタというようについてしまう。
おもったほどうまくなっていない様に感じるが、バランスは大分と良くなったように思う。ベタベタという音もあまりしなくなった。
バス・地下鉄 できるだけ人の少ない時間帯に乗るようにする。バランスが極度に悪いためおっかなびっくりでチャレンジ。 慣れたせいか、混んだ時間帯も乗り降りのタイミングに注意すればOKと自信をもつ。
小樽にもバスで一人で行けるようになった。
階段 地下鉄を利用するときどうしても階段でホームまでいかなければならず、手すりにつかまりながらなんとかいく。 あまり進歩無し。体重を減らさねば!しんどい
握力 良いほう(左手) 60Kgくらい 患側(右手) 15Kg どうかな? 近いうちにはかってみます。

とりあえず、思いつく事柄を列挙してみました。


(2002年12月17日)
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